昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

新・水戸黄門は期待できるかも

俳優、武田鉄矢論。
https://news.yahoo.co.jp/byline/narimareiichi/20170610-00071931/

昨今の武田鉄矢氏の演技は上記を読んでいただくとして。
興味を惹いたのは、
水戸黄門への武田鉄矢の起用は原点回帰、
とのくだり。

いや、確かに、悪い役人を懲らしめるってったら、
本来ならば懲らしめる側にも裏で手を回すという黒い手法が必要なわけで、
そういった意味で、昨今の武田鉄矢氏の演技は本来の水戸黄門に合っているのでは、と。

もちろん、おどろおどろしい水戸黄門になるわけはないが、
トーリーは”作戦”が重要になろう。

そもそも。
第一作目あたりの水戸黄門って、印籠を出さなかったんだよ?
(よく語られる話だが)
悪代官に向かって印籠を提示するくだりはナイ。
全編、黄門様が裏から手を回すことで物語が進行していく。
居候していた庄屋の主人は黄門様の正体に気づいていたが、知らないふりをする。
そしてラストは黄門様ご一行が旅立ったその後ろ姿に向かって、庄屋さんたちは深く深く土下座するのだ。

次のシリーズでは印籠を出すなとは言わないが、
”作戦”は大事な要素になろう。
刑事物語”みたいなコミカルなものでもそれはそれで面白いと思うのだ。
ま、脚本次第ですな・・・