昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

また別のモバイルOSか・・・

Microsoftが新モバイルOSとデバイスを開発中か?
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1706/02/news045.html

うーむ、またか・・・と思うのだ。
(新モバイルOS開発中が事実だとして)
Windows10Mobileはフェードアウト?
今度はうまくいくのか?

今度、といったのは、Windowsは以前にもモバイル用OSを出していたのだ。
現在ほど携帯電話が普及していなかった時代のこと。
小型情報処理デバイスに搭載していたのだ。
なんとなくあんまり言いたくないが・・・WindowsCE

もちろん当時と今では状況が全く異なる。
しかしCEがなぜ”失敗”したのかの分析が無いのだ。

前回に言った”世界征服”のモバイルデバイスの領域にはもう二つも入っている。
そこに新たに入り込むのは無理だろう。
新たな”領域”を作らなければならない。
しかし、人間の生活は1日24時間。その時間のかなりの部分はすでにスマートフォンに使われている。
だから新分野を作るのも難しい。
だから、現在のスマートフォンから時間を奪い取るような斬新なアイデアが必要だ。
もちろん私ごときではどうすりゃいいかなんて想像すらできませぬが。

ただ、私個人で言うならば、いつも使っているパソコンが超小型になったらうれしい。
5か6インチくらいに。
外へ持ち出す際には小さい状態で、家に帰ってきたらアダプタなんかにセットすればフルサイズのパソコンとして使えるようなもの。

現在は”タブレット”なんてものがあるが、入力しづらいじゃあないですか。
外付けキーボードもあるが、スマートフォンみたいにさっと出してさっと使える状態ではないわけで。
置き場所も探さなけれなならないし。

だから、Microsoftはもう”音声電話”はあきらめて、データ処理バイスに特化した方がいいのでは、と思う。
現在のタブレット等はデータ”閲覧”デバイスであるから。
データ通信回線はもちろん既にある回線に乗っかる。

つまり、OSではなくパソコンの商品企画の問題。
”モバイル”と限定してしまうと現在の二社の牙城は崩せない。
モバイルデバイスクラウドからデータを読み出すのではなく、
データ処理デバイスをそのまま持ち出せるようにする。
現在のハード的技術ならば可能なはず。

固定PCとモバイルという分離された概念を無視するしかMicrosoftには勝機が無いと思うのだが・・・