昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

楽天市場には頭がよい人がいる(皮肉)

久しぶりに楽天市場で買い物するかと。
で、いつものように商品を検索して価格のわりに怪しくないショップを探して・・・

と、気がついた。
楽天市場の商品検索条件に”在庫あり”の条件が無い!?
いや、酷いねー。
楽天市場はここまで胡散臭いことをやるのか。

この前までの楽天市場の商品検索では”在庫あり”の検索条件が設定できるようになっていたのだが、
それにチェックを入れても在庫を持っていないショップが表示されていた。
商品を取り寄せてから発送するという状態のショップも検索結果に表示されるのだ。

これは楽天市場によるとこの検索結果表示は”仕様”だと。
これだけでもかなり胡散臭かったのだが。
これには批判や問い合わせが多かったのか、
良心的なショップでは、在庫なしでも表示されてしまうことについて、楽天市場の”仕様”であると釈明していた。

楽天がこのようにしていたのは、どんなショップでもできるだけ検索結果に表示されるようにしたかったのだろう。
つまりそれは”出店者”のため。
購入者にとっては不便でしかない。検索結果表示が詐欺まがいといっても差し支えなかった。

そしていつからか知らないが、”在庫あり”の検索条件そのものを無くした。
これには感心した。さすが楽天だと。(皮肉)

”在庫あり”の検索条件で在庫が無い店を表示することに批判があるのであれば、それは検索システムの表示仕様を変更するべきだ。
しかしそれでは楽天に上納金を納めるショップが不利益を被る。表示されにくくなるから。
だから、”在庫あり”の検索条件の方を無くしてしまえと。
そうすれば、”在庫あり”の検索条件で在庫が無いショップが表示されることについての批判は無くなる。
だってそんな条件がそもそもないんだもん、と。
こうすれば楽天と胡散臭い出店者のどちらも丸く収まる。購入者の利便性は無視して。
いやー、アタマいいねえ~。(皮肉)
そのアタマの良さは優秀な詐欺師のようだ。

以前に楽天市場の年末商戦で、いくつかのショップが”90%オフ”と表記しておきながらその商品の90%オフではない価格での販売実績がないことについて批判されており、これについて楽天市場の”一部の”スーパーバイザーがそんな表記をするようにショップをアドバイスしていたと釈明していたことがあった。
今回の”在庫あり”検索条件を無くしたことは、これと意識的には同じことである。
つまり、楽天市場の胡散臭い意識は全く変わっていない。隙あらば購入者に勘違いさせようとする。

こんなところから買い物しなければならない自分の状況が恨めしい・・・
もう少し金持ちだったらソッコーでAmazonに乗り換えるんだがなあ・・・