昔気質技術者のお小言

~ おいさんのへりくつ日記 ~

品質チェックの責任

例のタカタのエアバッグ問題である評論家がラジオ番組で言っていた一つの見方。
もしエアバッグの部品の火薬を日本で製造できていたら今回の問題は起きなかったかもしれない、
日本で製造することは”規制”のために非常に困難で米国から輸入していて、
その火薬の品質が甘かったのではないか、
もちろんタカタの責任は免れないが、
というもの。

つまり、今回の問題の”遠因”の一つには火薬製造に係る日本の厳しすぎる”規制”がある、と。

そういう見方というか、火薬がそうだったのね、と思った。
この見方の是非はここで議論するつもりはありませぬが。

いや、こういうことを言うと必ず、
タカタで火薬の品質をきちんとチェックしなかったのが悪いんだろ?
と罵倒気味に言い出す輩がいるだろう。
当該評論家は「タカタの責任は免れない」と付け加えていますがね。

”規制”が遠因とする見方の是非はここでは考察しませぬが、
タカタの責任、すなわち火薬の品質チェックが甘かったとするならば、
少し前に似たような事例がありませんでしたかな?

他社から仕入れOEM品を品質ノーチェックで売り飛ばしていた会社がありましたよね?

はっきり言いますと、
三菱の燃費不正車種を燃費チェックもせずに売っていた日産
しかもその軽自動車は共同開発品。

タカタの火薬の品質チェックの責任を問うならば、
日産が三菱の車を品質チェックもしないで売っていた、ということについてタカタと同じくらい責任を追及されてしかるべき
そして日産の品質意識はその程度だったということ。(前にも書いたが)

ま、三菱を買収したのは日産が責任を感じてのことかもしれませんがね・・・