昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

今回の”水戸黄門”は面白そうだ

水戸黄門の新シリーズが始まっている。
第1話は見逃した。
なんか放映時間が変わってたんだもん。(録画セットしていたのだ)
第2話を見たところである。

うーむ、なかなかよいなあ。
ストーリー展開はこれまでのものを踏襲している。
武田鉄矢の黄門様も違和感がナイ。

この手の時代劇はリアリティがないのだけど、
その中で「うーん、リアルだ」と思ったところ。
助さんだか格さんだかのどっちだっけかが、黄門様を「クソじじい」なんて言うところ。
今回の黄門様はなかなかワガママなキャラクターなのだ。
「クソじじい」に3人の仲の良さが表れている。

そして見せ場の大立ち回りの最中、
ご老公「助さん、あれ(印籠)を出しなさい!」
助さん「またですか?」
そりゃあ、”権力”はそんなに誇示するもんじゃあないよね!

ちなみに(何回か言っているが)、水戸黄門の最初は、”印籠”を見せびらかさなかったのだ。
居候先の主人が黄門様の腰にぶら下がっていた印籠の御紋を見て顔色を変える、くらい。
黄門様は助さん格さん弥七等を暗躍させて事件を解決。
印籠を掲げるシーンはナイ。
しかし全て解決して旅立つ際に、ご一行の後ろ姿に向かって居候先の主人以下がそっと土下座をする、というラストだった。

まー、現代の水戸黄門はここまでする必要はないが、
「またですか?」はクスッとするリアリティがあってよいなあと。
もっとも、悪人と無関係な人たちには大立ち回り時には避難させて、印籠を見せないという方がリアリティがあって良いと思うが・・・

黄門様ご一行は道中に悪人に襲撃されるのだが(おそらく今後も毎回)、
助さん格さんがちと強すぎないか?ってのもあるが・・・
ま、今後も楽しみだ・・・

時代劇、というかドラマってこのくらいリアリティがない方が面白くないか?
ヘタにリアリティを追及して中途半端になってくだらなくなるよりも。