昔気質技術者のお小言

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”工場野菜”の可能性

高級料亭4代目はなぜ「工場野菜」を選んだか。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/252376/120700123/

”工場野菜”には意外な可能性があるのですねえ。
清潔な環境で作られるから水洗いが最小限で済む、これによって旨さが抜けにくいと。

いや、私は工場野菜には”安定供給”の可能性しかないと思っていた。
閉じた空間でLEDの光で水に肥料を混ぜたもので成長させる。
こういった”野菜”は安くできたとしても味の面では露地栽培にはかなうわけがないと思っていたのだ。
ファミレスで使うには都合がいいけどね。
あと、安くてもなんでもとにかく野菜を食べたい私のような者には味よりも安さが重要だ。

しかし工場野菜は水洗いなどが最小限で済むから美味しいという可能性もあるとかで。
これまでの普通の野菜はガシガシ水洗いしたくなるからねえ、いろいろな理由で。

しかしながら、やはり工場野菜は味の面でどうなのかという疑問は残る。
水耕栽培の水に加える肥料とかLEDの光の波長を調整することによって味が調整できる可能性はあるのだが、それだと味が単調になってしまわないかなあ?

LEDなんかはある限られた波長の光しか出ない。
肥料だって、それは”精製”された栄養分。
対して露地栽培はわけわかんない波長の光も当たるし(いや、分かっているけど)
土の中の成分は無数にある。
野菜が吸収する要素は工場野菜に比べて無限大なのだ。

・・・まー、私なんぞにはそんな味の違いは分かんないですけどね・・・(笑)