昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

プロの技術は”正しく”はない

まー、テニスレッスンのコーチってアタマ使ってないよなあ・・・
またプロ選手の技術を初級者コースで得意げに解説してムダな時間が・・・
どーせ表面的、見かけからしか分析していないだけなのに・・・

何回も言っているが、プロ選手の技術は理にかなってはいない。
正確に言うと、理にかなった動きに加えてさらに身体に無理がかかる動きをしている。
”理にかなった”ことしかやっていなかったら単に体格が大きい選手が有利。
相手よりさらに上に行くために、理にかなった動きにプラスして身体に負担がかかる動きをしているのだ。
それは身体のメンテナンスも仕事の重要な一部であるプロ選手だからできること。

そーいう動きを年配者が中心の初級者コースで解説するのは時間のムダだと思わないのかね?

最近特に馬鹿馬鹿しいと思うのが、サーブ。

昨今のプロ選手のサーブのグリップはかなり”薄く”なっているんだそうで?
まあ、確かにコンチネンタルグリップよりもバック側に握ればいろいろなことができる。いろいろな回転もかけやすい。入る確率も上げやすい。
しかしそれは、サーブのスイングスピードが速いからできることなのだ!!!

スイングスピードが速ければ”当たり”が多少薄くなっても十分な球速を出せる。相手コートまで届く。
しかし、はっきり言いましょう、このクラスのジジババのスイングスピードがそんなに速いと思うかね?
ずっと羽子板サーブでやってきた女性とか、もう肩関節の油が切れかかっているような輩(私だが)にそんなスイングスピードがあると思うのかね???

ここは初級者クラス、まずはサーブのインパクトを”厚く”しなければならない。
厚く当てるためにはフォア側にずらしたグリップがよいのだが、それでは肘を痛める可能性。
だからまずは普通のコンチネンタルグリップで厚く当たるような反復練習をしなければならないのだが?

まあ、プロの技術の解説は高校生には意味があるかもしれない。
しかし野球ではこんな見方もあるくらい。
「中高生にはスライダーは危険」
http://number.bunshun.jp/articles/-/829521

ま、基本的には若い子と年寄りには身体に負担がかかる技術を教えるべきではナイのだ。

そしてサーブとは、実は最も難しいショットである。
これを理解できないコーチとか輩が多すぎる。
理解しているのはオバサマたちだけである・・・

 

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