昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

手出しの球は初級者の練習にはならない

うーむ、アタマ悪いコーチのネタが尽きないなあ・・・
いや、なんでそんなスクールに通っているのかというと、この地域には他にはもっとしょうがないスクールしかないからだ。(前にも言いましたが)
スポーツ後進県だね・・・
スポーツスクールに限らず、大手の県外資本が入ってこないとダメな地域なんですわ。殿様商売ばっかしで。

さて、今回のネタは手出しの球。
基本練習ではよくやっていることだろうけど、これは初心者・初級者やスイングスピードが遅い女性や年配者にとっては百害あって一利なし!!

最近はこのブログでは”タイミング”について論じることが多いが、
手出しの球なんか打っていると、初級者に最も必要なインパクトの”タイミング”の感覚がグチャグチャになるぞ。
この練習はすでにスイングがほぼできあがった中級者(”自称”中級者ではナイ)がスイングスピードを上げるためにやるもんだ。
私なんか理由あって、筋肉ががっくり落ちているんでスイングスピードは上がらない。
だからタイミング重視のスイングにしなければならないのだが、コーチがうるさいウルサイ・・・
私だけではなく、筋肉が落ちた年配者も同様にタイミングで打つやり方にシフトしなければならないのだがね?

スイングスピードが速い人、あるいはこれからどんどん速くなるような若い人なんかには有効な練習だろう。
打点に来た球を瞬間的に打ち抜くようなストロークになるから。

プロ野球のバッターと同じ。
昨今のバッティング技術は、スイングスピードが速くなっているため打点に球が来たら振りぬいて打つやり方になっている。
バッターのスイングスピードは昔よりスイングスピードはかなり上がっているのだ。
だから”打高投低”となり、ピッチャーは分業制で短いイニングで交代することが多いのだ。

閑話休題
アタマが悪いコーチは、そういう打ち方を強制するんだね。
勢いがない球を反発力ではなく自分のスイングの力で飛ばせと。
ジジババ相手にそういうことをさせるかね?
球を効率的に飛ばすにはインパクトのタイミングを身体が認識していることが必要。
そのタイミングがずれているといくら振っても球は飛ばない。

なのに、打点をピンポイントで打ち抜くようなスイングを強制するのだ。
インパクトのタイミングってのは飛んでくる球があってのタイミング。
手出しの球なんかで”タイミング”が取れるかね???

しかも、球が飛ばないと下半身を使っていないからだのなんだのとこれまたウルサイ。
そもそも”運動連鎖”ってのは、インパクトのタイミングから逆算して身体を動かしていくものだ。
”タイミング”が測れないのに足使えだの腰回せだの、運動連鎖どころか身体の動きがバラバラになるだけだ。

実際、まじめな性格なんでコーチが言うように足の曲げ伸ばしとかを大げさにやっているあるレッスン生、身体の動きのタイミングがバラバラになっていて全然運動”連鎖”になっておらず、ストロークがなかなか上達しない。

しかも、手出しの球なんで短い時間にどんどん出してくる。
一回一回スイングが上手くできたか確認する間がナイ。
すぐに次の球が出てくる。すげー忙しいだけ。
これでどうやってスイングを向上させろというのだ???

しまいにゃ、言っていることが全然できないとか悪態をつく。
それはあんたの脳ミソが”筋肉”だからだよ!!
誰に対しても高校生向けの理屈での指導しかできないからだよ!!

あんたが一番テニスを分かっていないからだよ!

まー、高校生にはそんな指導でもいいんだけどね。
初級者にそんな練習をさせても”手打ちドヤ顔オヤジ”を量産するだけだ。

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