昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

ネット検索は目的を明確に

「ネットのレビューが"読むに値しない"ワケ」
http://president.jp/articles/-/24860

このコラムの冒頭を読んでひっくり返った。
Google検索ではきちんとしたデータしか上に来ないはず、とのくだり。
いや、Googleでもなんでも上位に来るのはSEO対策をしているサイト。
検索ワードが2語以上になるとそう。
上の方には、それこそどこの馬の骨が書いたか分からないサイトがずらずら並んでいるんだが。

そういうサイトは大体はコピペまとめサイト
いつぞやある事柄について検索したら、検索結果の1ページ目に全く同じ内容が書かれているサイトが複数あった。
一方は、書いた人(組織)がはっきりしたサイトだったが、
もう一方はその中身をコピペしたものだった。

でもコピペまとめサイトは、大体分かるもんです。
どこかのお店とかメーカーとかがノウハウを書いたサイトは、当然出所がはっきりしている。当該のお店とかメーカーとかだから。
しかしそれがはっきりしないサイトはコピペまとめサイト
どこからコピーしてきたのかすらはっきりしない。
大体、それだけ専門性があることを書くのは専門家でもないとできないはず。
専門家だったら自分の宣伝をしたいから、はっきり名前が出ているはずだ。

でもそういうコピペまとめサイトGoogle検索の上位に相変わらず出てくる。
マトモなサイトはかなり下の方に行かないと見つからない。
まあ、Googleがいかに工夫しようと、イタチごっごは続いているのだ。

 

検索で見つけたそのサイトを読むのは時間のムダですウェブ検索結果の上位ほど読む価値が無いサイトが表示される理由【電子書籍】[ ライフエッセンス研究会 ]


で、レビュー。
確かにレビューはどこの馬の骨かわからない輩が好き勝手書いている。
しかしそれでも調査目的がはっきりしていれば、役に立つこともあるのだ。

購入を検討している商品ならば、否定的な意見を見たい。
書き込んだ輩がいいかげんな輩だったとしても、乱暴に扱った時にどうなるかが分かったりする。
だから、その商品の何を調べたいかをはっきりさせておけば、どこの馬の骨が書いたか分からないものでも役に立つ。

しかしながら、最近ふと見たkindle本のレビュー。
「自動車・二輪車関係の統計データがほとんど」
「この内容ならGoogleで検索すれば出てくる感じでした」
と否定的レビュー。

いや、統計データを手軽に入手できるならそれでいいんじゃないの?
自分で検索して調べようとすると、集めるのには結構時間がかかるよ?
”本”というものは”情報”をまとめたもの、他人の意見が書かれたものであるものであることを忘れている輩のレビューだった。
そもそもペットボトル飲料程度、100円とか200円とかの”本”に何を期待しているのだ?

ま、この手の本についての否定的レビューは、書き手の意図を読み取る能力が全くナイ考えが薄い輩ばっかりだけどね・・・