なぜ電気を”貯める”技術が遅れているのだ
再生可能エネルギーには”貯める”技術が不可避
太陽光発電”ブーム”は馬鹿馬鹿しいと思っていたのですが、やっと問題が顕在化してきたようで。
ま、この記事はこの本の宣伝ですが・・・
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ま、”ビジネス”はどうでもいいんですが・・・
地球環境のために太陽光発電しようとか風力発電機を立てよう・建てようとかって随分前からありましたよね?
そして、そういった再生可能エネルギーの問題点は指摘されていましたよね?
それなのに、なぜ今頃、太陽光発電で発電しすぎ、とか言っているのか。
こういった不安定な発電には”貯める”技術が不可欠。
これがないから「出力制御」なんてことに。
なぜ、”貯める”方の技術の開発がこんなにも遅れているのか?
政府がそれほど開発を推進して来なかったツケなのでは?
太陽光発電業者なんか、どーせ何にも考えずに参入しているんでしょう。
こんなことになるのは読めなかったのか?
読めるはずがナイ。
参入させた側も、どーせ政策だからと何にも考えてなかったのでは。
貯める効率は低くてもよい、捨てるよりは
冒頭のコラムでは太陽光発電等で発電した電気で水素を製造することが紹介されていますが。
そんなこと、もっと前から研究開発が盛んになっていなければならなかったのに・・・
で、水素をガスに混ぜるのはいずれ破たんするでしょう。
収支バランスを取るのが難しいから。
やはり、水素を作ってタンクに貯めるのが最もシンプルで使いやすいのでは。
使うときはもちろん燃料電池へ供給するのです。
ただ、これでは効率はかなり落ちるでしょう。
気体を貯めておくのは難しい。
1気圧だとどのくらいの大きさのタンクが必要になるのか。
圧縮することが当然必要になりますが、圧縮するのにもエネルギーが消費されます。
それで発電した電気のどのくらいが無駄になってしまうのでしょうかね。
しかし、別に再生効率が100%に近くなくてもよいのではと思うのです。
発電した電気を捨てるよりも。
どうせ発電の元手のエネルギーはいろいろな意味で”タダ”だし。
現在でも電気を貯めておくシステムとして揚水発電があります。
これの効率は70%程度だそうで。
太陽光や風力だったら、貯めておく効率が50%くらいでも十分なのではないでしょうか。
どうせ元手がタダなので。
家庭用の水素貯蔵システムや燃料電池発電システムができるくらいに、”貯める”技術が成熟しないと、再生可能エネルギーが主力電源になることはなりえないと思うのですが・・・