昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

「一言お願いしまーす」というのは”レポーター”失格では?

テレビのワイドショーは平日も休日も、ニュースの名を冠したワイドショーももう全く見ていないのですが、まだ酷いレポーターがゴロゴロしているらしいですなあ・・・

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レポーターの輩たちはアタマが悪いといっつも思っていました。

 

よく使われている「○○については”どうですか”?」でも酷く漠然とした質問なのに、「一言お願いしまーす」って言われたって、何を聞かれているか分からないので言われた方は何も答えようがないのでは?

 

インタビュアーと呼ばれる人たちは、インタビューの前に取材する人についてかなり勉強するらしいです。

その上でインタビューに臨む。

 

それなのに、視聴者に取材対象人が思っていること考えていることを届ける役目であるはずの”レポーター”が「一言お願いしまーす」、これって”プロ”なのですかい?

そんなんだったら誰にでもできるのでは?

思わず返答してしまうような質問を考えるのがプロなのでは?

 

冒頭で紹介したコラム中には「一言お願いします」の元祖である梨元勝氏の話が出されています。

この人の場合の「一言お願いします」は対象人の本音を絞り出させる”荒技”だったと思います。

取材しつくしてこそ、そして同氏のキャラクターがあってこそ使える技かと。

 

そういや思い出しました。

ずっと以前に野村克也氏が阪神の監督に就任するときのこと。

野村氏について全然勉強していないんだろうなーと思われる女子アナがインタビュー。

「初めて関西のチームの監督をやることについて・・・」

「”南海”でやってたけどね」

 

野村克也氏の履歴について全く勉強せずにインタビューするという厚顔ぶり。

ま、周囲も”とりあえずインタビューしろ”って感じだったんでしょう。

なんせ”テレビ”だし~。

 

こんなんだから、そもそもおバカな企画の番組以外はテレビをほとんど見なくなったのだ・・・