暖房費を劇的に節約、と言ってますが・・・
とある漫画家さんが言っていたこと。
「暖房費を劇的に節約する方法・・・1日12時間寝る!」
寝ている間は暖房を使わないから・・・
しかし、私の経験では”劇的”には節約できないでしょう。
理由は、石油ファンヒーターの動作から。
ファンヒーターは設定温度と部屋の温度が離れているときに最も出力を大きくして運転します。
つまりこの時に最も灯油を消費します。
部屋が温まったら、ファンヒーターは最小出力で運転。
この時の灯油の消費量も最小。
石油ファンヒーターの取扱説明書によると灯油消費量は
最大:0.316L/h
最小:0.077L/h
最大出力で1時間運転したとすると0.3L。
その後部屋が温まって、最小出力で16時間運転したとすると1.23L。
1日あたり、1.53L。
12時間睡眠にしたとすると、最小出力での運転時間が4時間減少、
すなわち、0.077L×4時間=0.31L
1日あたりの灯油消費が1.53Lが1.22Lに減る。
つまり約20%の消費量削減。
20%削減を”劇的”と見るかどうかですなー。
そしてさらに、日中家にいない人は最小出力での運転時間の割合がさらに減るので・・・
睡眠時間を多少増やしたくらいでは大した暖房費の節約にはならないということですかな・・・