携帯電話のサポート有償化には断固反対
キャリアショップでの”サポート有償化”の意見
キャリアショップでは携帯電話(主にスマートフォン)に関するサポートがかなりの負担になっているとの話がちょくちょく出てきています。
これについて、ショップでのサポートは有料化すべきではないかという意見を主軸としたコラム。
キャリアショップでのサポートが重荷になった原因を考えられたい
上記コラムの筆者に決定的に抜けている視点があります。
それは、なぜサポートが重荷になってしまったのか、ということ。
サポートが重荷になったのは、キャリアとキャリアショップの”自業自得”なのです。
重荷のサポート、それは主にスマートフォンに関すること。
スマートフォンの使い方が分からないユーザーが増加しているから。
スマートフォンの使い方が分からないユーザーが増加したのはナゼ?
それは、相手が高齢者だろうが誰だろうがスマートフォンを押し売りしたから。
普段パソコンもろくに使っていないような人がスマートフォンを上手く使えるわけがありますまい?
大手キャリアやキャリアショップはそういう人たちにも、「とにかくスマートフォンを」「スマートフォンにすればとにかく便利」と、スマートフォンを”押し売り”してきたのです。
スマートフォンを”押し売り”した理由は、スマートフォンの方が多くの料金収入が得られるから。
スマートフォンを”押し売り”した結果、スマートフォンの使い方が分からないユーザーが増加、その結果、キャリアショップでのサポートが大変になった、という図式。
以上のようにサポートが大変になったのはキャリアとキャリアショップの”自業自得”なのに、なぜ今さら”有償化”しようとするのか。
おかしいでしょ?
使い方が分かりにくいものを売りつけておいて、使い方を教えるのに金を取る、それは詐欺師のやり方ではないのですか?
大手キャリアは儲けているのだから・・・
冒頭で紹介したコラムでは、サポートが必要ない人には料金を4割安くして・・・、などという意見が述べられていますが、そんなことをせずとも大手キャリアは儲けているのだから、今のままでも料金はまだ安くできるはずです。
手厚いサポートを受けている人とサポートが必要ない人では不公平、という意見もありますが、それは致し方ないです。
携帯電話はもはやライフライン。公益性があります。
ガスや水道では、ちょっとした不具合や料金プランの相談では、その相談料を取らないでしょう?
それと同じことです。
大手キャリアはサポートが重荷だろうと、とにかく料金を安くすべきなのです。
そして、サポート費用は大手キャリアからキャリアショップに払うべきもの。
そして大手キャリアが今すべきなのは、サポートが重荷にならないような端末機種を開発・販売すること。
そもそもスマートフォンの全機能を使いこないしている人は多くはないのだから。
例えば、”らくらくスマートフォン”でGooglePlayでアプリをダウンロードできる設定とアプリを追加できない設定を分けてもいいのではないでしょうか。
アプリをダウンロードできない設定の端末は月額料金を安くするとか。
アプリを追加できなければ、サポートはほとんど必要なくなるはずです。