水戸黄門はおもしろいが・・・
BS-TBSでやっている、武田鉄矢版の水戸黄門がなかなかおもしろいです。
変にひねったところはなく、典型的な”水戸黄門”という時代劇になっています。
たまに”お遊び”が入りますが。
しかし、歴代の水戸黄門シリーズを見ていて気になるのが、ご老公ご一行が再び旅立つ際の”お見送り”。
民家に世話になったとはいえ、天下の副将軍。
立ったままのお見送りは失礼では?
お見送りは”土下座”ではないのか?
思い出すのは、昔見た第一作目の再放送。
よく言われているように、当時は印籠を振りかざすようなことはしなかったのです。
商家に宿を取ったご隠居、そこの主人と談話。
ご老公が立ち上がった時、主人はご隠居の腰にぶら下がった印籠を見てハッとする。
商家と町の危機を、ご老公一行が”暗躍”して救う。
全て解決して旅立つ際、普通に立ち話をしてお見送り・・・と思ったら、ご老公ご一行の後ろ姿に向かって主人が家の者全員を伴って土下座。
・・・という具合なのです。
現在の水戸黄門シリーズでのいつものお見送りのシーンは、ご隠居の正体を知っているのに失礼なのでは?感が伴うのです・・・