昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

自動車記事はもはやあてにはならない

ちょっと古いコラムですが。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1006/10/news004.html

このコラムの前半部分に紹介されたことが本当ならば、

この大手自動車メーカーは設計ミスがある車をそのまま日本で販売したということか。

それを販売するメーカーも酷いが、その欠陥を指摘しない自動車ジャーナリストも酷い。

まー、日本では200キロなんて出さないから、とでも自他を納得させたのだろうが、

明らかに欠陥がある車を高級車といって高く売りつけたわけだ。

その後も、車メーカーも自動車ジャーナリストも変わってはいない。

しがらみがなく本当のことを書いている自動車ジャーナリストは絶滅しただろう。

例えば、プリウスなんか雪国の人間にとっては大欠陥車。

スタックしたら抜け出すのはほぼ不可能。

それを指摘する自動車評論家やメディアは全く無い。

この事例では隠しているのではなく、雪国の状況まで考慮できないほど頭が悪いってことだ。

自動車雑誌がメーカーの提灯記事しか書いていないのは昔からであるが、

自動車専門サイトもまたく同じような。

クリッカ一なんか提灯記事のオンパレードで、

Tヨタが金出して書かせてるんだろうなという”ランキング”記事も無数に掲載されている。

もちろんランキングの順位付けの根拠はなく、Tヨタ車が1位になっている仕組みだ。

だから、車の専門家ではない我々が車を買おうとした場合に頼りになるものは何もない。

欠陥車であっても誰も指摘しないし、自動車評論家は試乗車しか評価しないし。

頼りになるのはネット以外の口コミだけかな。

同じ車に5年くらい長く乗っている人に、”これまでの故障は?”と聞いてみるのがよい。

サンプルを多数集めるのに苦労するが、これをやると故障しやすいメーカーが分かってくる。

MとかSはダメだね。

あとTのいいかげんさも分かってくる。

これがネットでの口コミだと、故障も車の面白さの一つと思ってる輩がゴロゴロ出てくるからダメなのだ。

故障は故障。

きちんと作られた車ならば10万キロ乗っても故障は1回か多くて2回だ。