昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

二酸化炭素を反って多く出す

とある有名教授のブログで・・・

・実は太陽光発電は現在の石炭火力発電よりも二酸化炭素を多く出す

燃料電池自動車も水素を作るために5倍の二酸化炭素を出す

とのこと。

この人のブログの前のバージョンには「引用はご自由に」と記載があったのだけど、

現在のバージョンでは記載がないので誰のブログかは書きませぬが。

ま、エコヲタクなら誰でも反発しているあの教授ですわ。

で、この人の言うことは私はおそらく正しいと思う。

具体的な計算データを見たかったけど。

昔、半導体素子、つまりLSIを1個作るのに原油換算でどのくらいのエネルギーを使うかという話を見たことがある。

確か1リットルとか2リットルとかそういうオーダーのはるかに上だったはず。ちっちゃいチップ1個あたりでですよ?

具体的な値を覚えていないのが残念だ・・・

半導体素子、太陽電池もそうだが、この類の物を作るための装置はものすごくエネルギーを消費するのだ。

材料のシリコンなどを精製するのも長時間の高熱が必要だし、

材料とか製造時に必要な高純度特殊ガスの生成にもどのくらいのエネルギーが必要なのか・・・

現在はそういったデータは探しても出てこない。

太陽光発電が本当に二酸化炭素的に”エコ”ならば、その二酸化炭素的収支計算がもっと前面に出されているはずだ。

それが無いということは・・・?