昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

最近SFを読んでいない

ラジオで天文学者が地球外生命体は発見されるか?というような話をしていて、ふと思った。
最近SFを読んでいないなあ、と。 いや、SFに限らず「本」をほとんど読んでいないのだが・・・ SFを読まなくなった理由は明確で。 仕事で難しい分析装置を使うようになって、目の前でSF的なことが起きていて、それで「本」は読まなくなったのだ・・・ 大体、物質にX線だの電子線だのを当ててそこから出てくる電子やらX線、 そういう現象は見りゃわかるが、それを使って物質を同定するなどと常人には思いつかないよね??? そういう風に思わない研究者・技術者は「ロマン」に欠ける人だ(笑) ま、それはそれとして。 地球外生命体の話でいつも思い出すのがデイヴィットブリンの「知性化戦争シリーズ」。
このシリーズは、地球人がチンパンジーとイルカを「知性化」し、独自に超高速航行を開発し宇宙に出ていったら、 宇宙のルールは「知性化」された種族は隷属し(地球人は同列に扱っていた)、超高速航行は知性化をしてくれた種族から教わるものであって、 そのルールから全く外れた地球人共は何者だ?と騒ぎになる、ってとこか。 この続きはどうなった?とふと検索してみたら・・・ ダメだ~、スケールが大きすぎる。 いつぞやからのSFはスケールが大き過ぎるものが多いなあ。 正直想像力が追い付かない。 アタマが弱ったか・・・ 何と言うか、客観的過ぎてスケールが大きすぎるのではないか。 もっと主観的に書いたSFがあってもいいのでは。 そうすれば読者が相手にする世界は少し狭くはなりますわな。 なんか、SFはスケールが大きいものをよしとする風潮がないかしらん?