昔気質技術者のお小言

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液体洗剤は高い、かも

洗濯洗剤は液体が主流になりつつありますかね。 粉末のように溶け残りがなく使いやすいだろうし。 しかし、スーパーの洗剤売り場を見ていて、ふと思った。 もしかしたら液体洗剤って高いのでは? ネットで調べると・・・
上記の液体の方は、 洗濯機水量30Lにつき10g使用、 ということは1パック36回分、 1回あたりの値段は上記の価格で計算すると、9円(税別)。 一方、粉末洗剤は、 洗濯機水量30Lにつき20g使用、 すなわち1パック45回分、 1回あたりの値段は8.6円。 すなわち、この例では粉末洗剤の方が安いのだ。 スーパーで売っている価格で見るとこの差はさらに大きい。 ただし、今回の液体洗剤は”最新型”であるので、少し前のあんまり濃縮されていないタイプだと逆転しているかも。 でももう少し前のタイプはなかなか売っていませんよね。 さらに、濃縮型の液体洗剤は1回分の使用量が少ない。 つまり、計量の誤差は大きくなる。 そしてついつい多めに使ってしまいがち。 ということで、さらにコストはかさむ。 ま、うがった見方をすると、体のいい”値上げ”ですな。 経済的には、製品は発売直後から価値・価格は下がり続けるもの。 つまり、市場を維持するためには常に新製品を出し続けなければならないのだ。 で、その際に体よく値上げもしていると。 さらには、メーカーの側から見るとパッケージの小型化はコストダウンの効果が大なのだ。 例えば、一個当たりの大きさが小さくなるということは1台のトラックに積める個数が多くなるので、輸送コストが下がる。 倉庫などでの保管コストも下がる。 使用材料を調達する際も同様。 ま、液体洗剤を使いたい人は使えばいいのでは。 1回分の価格差が倍というわけではないですし。 私は別に液体洗剤に切り替えなくていいや・・・