昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

編集者の失敗では?(推測)

本ブログで先日紹介したコミック、「スイーツ本部長一ノ瀬櫂」。
少し前に書いたように第1巻でハマったので、立て続けに2巻3巻と購入。 しっかし上記リンクの商品紹介が酷いな~!! ”恋愛”のエピソードなんて皆無だぞ? ・・・あれ? 第3巻(最終巻)がつまらない・・・ 2巻までは面白かったのに。 思うに、3巻からキャラクターの方向性が変わっているようだ。 このコミックの魅力は、主人公がほぼ完ぺきであること。 スイーツ作りは研究もしているので試行錯誤があるものの、スイーツのことしか考えていないのになぜか仕事・部下との関係はうまくいき、スーパープレーもありでやり手と恐れられている。 そして、会社では”スイーツ男子”であることは知られていない。 当たり前だが読者はその主人公の本当の姿を知っており、そのために読者は会社の人間が知らない秘密を知っている優越感みたいなものを感じられるのだ。 これもこういった設定のコミックの面白さの一つである。 ところが、3巻ではだんだん秘密がばれていき、主人公のスイーツ以外での失敗が目立つ。 大失態をおかす。しかもリカバリーできず。 おそらくこの時期に、編集者がテコ入れしようとして主人公に人間味を持たせようとしたのではないか。 あるいは作者がそういったアイデアを出してきて、それを編集者が止めなかった。 (以上推測ですが) つまり、このコミックの最大の魅力であった主人公の完璧性・神秘性(他の登場人物から見た)を壊してしまったのだ。 これは編集者の大失敗でありましょうな!!(推測) その結果連載打ち切り(たぶん)と・・・ しかも、単行本未収録エピソードがかなりあり、その中には”名言”があるエピソードもあったのに・・・ モーニング編集部は一体何を考えているのか。 中堅どころの作家を潰そうとしているのか? 島耕作とか沈黙の艦隊とか、昔のヒット作との関係をずるずると続けて”老害作家”に貴重なページを割いているんだったら、もっと独創的なコミックの連載を続けるべきだがなあ。 島耕作なんて何で連載が続いているのかもはやわからん。 老害作家を扶養しているとしか思えん。 「スイーツ本部長一ノ瀬櫂」も連載中に、別のスイーツネタの連載を載せていたりした。 その結果両者共倒れである。 ホント、モーニングとかイブニング編集部ってバ○だなあ・・・(はっきり言わせていただきます) 編集者の失敗をかぶるのは作家、そして読者なのだ・・・