「社史」に社長の趣味は必要なのか?
タモリ倶楽部で、「社史」を収集している図書館のロケがあった。
当然、どんな社史があるかいくつか紹介していたのだが・・・
最初に紹介された社史、大手工務店のものだったが・・・
まあ、よくあるように?会社の設立者がどのように会社を立ち上げたか、に始まるのだが、
その後は、社長がかつてボウリングで日本一を目指していたという話とか、
錦鯉を飼っている話とか、
大豪邸のイラストもあったよう。
私はこんな社史は理解できない。
”社史”ってなんなの?
社長の自伝?
社長の自慢話?
社員をこき使って自分は大豪邸に住んで錦鯉を飼っていることを自慢したいの?
社史とは、”会社”の歴史を綴ることにより未来を考察するものだ。
社長の自伝や自慢話ではナイ。
自慢話をしたかったら自費で自伝を出せばいいのだ。
会社の経費を使ってやることではナイ。
自慢話なんて飲み屋で部下に絡むようなレベルのことだから。
こういう社長の会社に勤めている人は不幸だと思う。
特に社長と直結している役員の方々。
もし私がこの会社の株を持っていたら、すぐに売っぱらうね。
(持ってないけど)
やはり社史は、会社自体の事業展開の歴史、製品展開の歴史であるべきだね。
特に製品展開の歴史なんて、その会社以外の人が読んでも面白い。一般に出版できるレベルになることも多いでしょうな。