昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

物理キーボードは無くなるのではないか

キングジムが発表したノートPC、8型なのに12型ノートPC相当のキーボードを搭載したというもの。 http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/120800052/ うーむ、すごい・・・ これだったら持ち運びしやすいですよね。 キーボードが割れて回るというのが合体ロボ世代にはタマランですなあ(笑) しかしながら、私が買うにはちときつい。 私はポケットに入るくらいの、具体的には5型くらいで物理キーボードが付いたものが欲しいのだ。 そしてそんなものを欲しがる人は私以外におらん(汗) キングジムの新製品は、外出時の作業でも本格的なキー打ち込みをしたい人向け。 私はちょこっと打ち込めればいいので、フルサイズキーボードは必要ない。 だったら物理キーボードがないタブレットでもいいじゃん、となりますな。当然です(笑) しかしタッチパネルが嫌いなんすよ~。 若い人だとそうでもないでしょうが、加齢によりお肌は乾燥 → タッチパネルでの打ち込みが(汗) となりますぞ。 でもでも、つらつらと考えるに、もう20年もしたら物理キーボードは無くなり、タッチパネルを使うソフトウェアキーボードだけになるのではないか。 今の若い人の中には、スマートフォン等のフリック入力の方が速いという人もいるそうで。 この後の世代だと生まれたときからタッチパネル入力に親しんでいるだろう。 もう少ししたら、12型のタッチパネルにフルキーボードを表示させてそれでブラインドタッチ入力までできる連中とかが続々出現するのではないか? そんなこと無理じゃないの?と鼻で笑う人もいるかもしれん。 プログラマーとかその他の激しく打ちこむ用途では無くならないだろうと。 しかしそれは古い人間の考え方。 人間に合わせてデバイスが進化するが、デバイスに合わせて人間の感覚も変わっていくのだ。 本はやっぱり紙でなきゃ、という考え方と同様に古い考え方。 (ちなみに私はやはり紙の方がよいという古い人間です(笑)) これまでの考え方や感覚と、これからのそれは違うと思った方がよい。 タッチパネルに表示させるソフトウェアキーボードだと、 目的によってキー配列や表示を変えられるし、個人に合わせたキーの大きさの設定が簡単にできる。 しかしまー、こういった予想は当たることもあれば外れることもある。 例えば、20年くらい前に読んだ「10年後」という本では、 ハードディスクは10年後には無くなるだろうと書いてあった。 半導体メモリが発達するから機械的可動部分が多いハードディスクなんか使わなくなるだろうと。 しかしその本の20年後である現在でもハードディスクはまだまだ盛んに使われている・・・ いや、もしかしたら、今から20年後なんか脳波で入力するのが一般的になっているかも???(汗) それでもメーカーは私のような古い人間向きの製品を作って欲しい~。 電子辞書タイプの超小型PC欲しいっす~。