昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

それは単に”意識”が出ただけ

日産の無資格検査問題に関する社説。
http://www.sankei.com/affairs/news/171005/afr1710050001-n1.html

ま、”ずさん”とか”ないがしろ”とかありきたりの社説。
というか、表面的に見ていればそういう見方しかできないだろうけど。

結局は普段の”意識”が出ただけなのだ。
どんな意識かっていうといい加減な意識。
具体的には三菱から供給された燃費不正軽自動車をノーチェックで売っていたという問題。

前にも書いたが、いくら他社が作った車だからといっても自社のブランドで売るのだから、品質に対する責任は生ずる。
それをほぼ”ノーチェック”で売っていたから燃費不正の発覚が遅れた、あるいは燃費不正を許した。
そもそも自動車メーカーとしての”意識”が欠落しているのでは。

だから、今回の問題が発覚しても「ふーん」としか思わなかった。
稀代のバ○車のシルビア以来、車メーカーとしての意識は変わっていないのだ。
三菱よりは工業製品を作る技術力はあるのだが、”意識”はその程度と思うのだ。