昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

コメンテーターの役割

コメンテーターとはなんぞや。

現在の意味は、ニュースネタで誰でもできる揚げ足を取る人、または、誰でも思っていることを言う人、の意味だろう。

 

だから、小銭稼ぎのコメンテーター、とか、バカコメンテーター、なんて言葉が出てくる。

もっとも、後者と呼ばれた某アナリストの人は、私はマトモだと思うのだが。

 

コメンテーターの位置の人は昔は”解説者”だった。

しかし今はその位置が、単にテキトーなことを言う人、に置き換わっていることが多いわけだ。

なので、これらをひとまとめにしてコメンテーターと呼ぶようになった、

ってところだろう。

 

コメンテーターには二種類あり、

一つはひな壇芸人と変わらない、あるいはそれ以下の人、

(本物のひな壇芸人はそれなりの専門技術も要るのだが)

一つは解説者。

 

コメントを聴きたいのはやはり後者だ。

主婦目線で主婦が考えるようなことしか言わない人のことを、なぜわざわざテレビで聞かなければならないのだ?

 

解説者、はその人の専門知識や取材経験がバッググラウンドとなっていて聴きごたえがある。

しかし人によって意見が異なる。まあこれが面白いところでもある。

 

某航空機の事故に関して、それに付随した小ネタとして

あるコラムニストは、「軍隊上がりの民間機パイロットは操縦が上手いので全然違う」と言っており、

あるジャーナリストは、「軍隊上がりのパイロットは”乱暴”なんですよね」と言っていた。

・・・面白い。

 

野球中継の解説もテレビよりラジオの方が解説者の言葉が多くて面白い。

ニッポン放送のショーアップナイターの解説者だったデ一ブ太久保、

トンチンカンな解説が多くて、これはなかなかテレビでは聞けなくて面白かったねえ・・・