昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

ドコモの新料金はやはり

ドコモの新料金体系について、いろいろなパターンで計算してみた記事があった。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140501/1057162/

こうして従来料金体系と比較すると、やはり今回の新料金は収益を増やすためだけのものであることが分かる。

まず、いわゆるライトユーザーはどのパターンでも料金が確実に上がる。

パケット通信量が少ないというユーザーは、

ホントは従来型携帯電話で十分だったのだが、機種変更の際に事実上選択肢がスマートフォンしかなかった、というユーザーである。

または、スマートフォンはこんなに便利ですよ、との甘言に乗せられた人、流行に遅れまいと盲目的にスマートフォンを買った人、であろう。

スマートフォンの普及率は50%を超えたところ。

その50%のうちのかなりの割合の人が、テレビやマスコミがキャリアの意を汲んだスマートフォン推しに流されただけの人たちと考えられる。

つまりスマートフォンに替える必要があってそうしたという人はごく少数。

だから、携帯電話利用者全体で考えると、スマートフォンのヘビーユーザーの割合はかなり少ない。

つまり、今回の新料金で支払い額が少なくなる、という人はホントに少数なわけだ。

長期利用者を優遇しているとも言うが、その恩恵は些細な金額でしかない。

冒頭で紹介した記事は、ドコモの新料金でコスト削減できるのは案外少数派だろう、との旨で結んでいるが、

”案外”ではない。確実に少数派である!

ただ、ここまで踏み込んだ記事は珍しい。

他の記事は盲目的にドコモにゴマをすって”安くなる”ことを中心に据えたものばかりだからねえ。

ほとんどの人は新料金へ移行するのは止めた方がよい。

もしくはこの機会にauに替えた方がよいのではないか。(SBは論外)