だからおかしなボレーの輩が増える
ボレーの打ち方について、
ネット上でもスクールのコーチでも”スライス回転”をかけると”したり顔”で説明するものが多いですな。
しかしこれは基本的に間違い。
ボレーはスライスをかけて打つ、
のではなく
スライス回転が自然にかかる打ち方
が正しい、のですわ。
”自称ではない”中級者以上の人にとっては上記二つの違いが分からないでしょうね。
しかしそうではない人にとっては大きな違い。(本人はたぶん理解できないでしょうが)
いつぞやのレッスンでは、コーチがボレーはスライスをかけて打つということを延々7分間も説明したのにはマイッタ~。
もちろんレッスン中の説明、レッスン生はその時間は当然立っているだけ。ひでーなー・・・
そんな時間があったら(レッスン中のダラダラ説明はあってはいけないのですがね)、ボレーの正しいグリップを口を酸っぱくして言った方がマシ。
ボレーがうまくできない最も大きな要因はグリップ。
それを”完全に”直さないところにスライスをかけろ、なんて言ったらどうなるか・・・
厚い握り(フォアに近い握り)の人がそれでボレーでスライスをかけようとしたらどんなスイングになる?
想像されたい。
手打ちドヤ顔オヤジが元々ボレーで変な握りでラケットを振り回しているのに、スライス回転をかけろと言われたらどんなスイングをする?
想像されたい。
はっきり言ってもはや地獄絵図である(笑)
みんな”切り”まくってとても見るに堪えるスイングではないですわ・・・
そいでもって”インパクトでラケットは止めろ”って矛盾したことを言うから身体はさらにわけ分かんなくなる。
その結果、ボレーを身体で覚えるのが困難になる、のです。
ボレーは正しいグリップで打てば自然にスライス回転にしやすくなるし、
それに慣れればインパクトでちょっと動かすだけでスライス回転をコントロールできる感触がつかめるのに。
それをおかしなグリップのままでボレーするから、そこにさらにスライスかけろと延々と長話するから・・・(汗)