昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

予想します・・・大コケするだろう

とある人気コミックが実写映画化との話。
http://www.oricon.co.jp/news/2072400/full/

いや、この作品は私は読んだことはありません。興味がないし。
でも大人気なのは知っている。

で、上記記事を読んでみて・・・
アブナイなー、はっきり言いますとこの映画はコケるでしょうな・・・

まず気になったのが、”観ていただきたいCG”。
そういう風にCGを使うと大体はコケる。

私の覚えている限りでの、CGを前面に出してコケた最初の日本作品。
いや、かなり古い作品で、CGの技術も当然現在に比して低い。
しかしその当時は観る側もその程度の”目”しかないから条件は現代とさほど変わらない。
しかもアニメ中のCGだ。
でも映画中でこれ見よがしにCGを使ったもんで映画自体がつまらない。

そもそも、CGを観てもらおう、て意識が間違いだと思う。
どうしてもCGじゃなければ表現できない、という箇所でのみ使うべき。
もちろん、CGを中心に据えようとしてもダメ。
その代表作。

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そしてもう一つの要因が、監督に熱意がありすぎること。
こういう場合は大体が作り手の”マ○ター○ーショ○”になるのだ。
(これまで何度も言っているが)
そしてCGで表現したいというのがこれを加速する。

これまた何度も言うが、他人の”○○ター○ー○ョ○”は観たいわけがない。
(下品な表現ですみません)

いわゆるジブリ映画も、実はかなりアレだが、
ジブリには”売れる作品を作る”という意識があるのだそうだ。
つまり自己陶酔自己満足で完結しないように意識していると見てよいだろう。
だからあれだけの興行収入があるのだろう。
・・・私は興味ないですが・・・

もし今回の映画が売れるとするならば、
原作をどれだけ忠実に、余計な意識を入れずに作れるか、であろう。
ま、原作についてそれだけの熱意があるんだったら無理でしょうな・・・

いつも思うのだが、日本映画って事前にテレビ番組とかでさんざん宣伝するけど、その効果はあまり出ていないのでは?
事前の宣伝よりも、公開後に見に行く”サクラ”に金をかけたほうが効果的だと思うのだが・・・