昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

お茶挽き器は必要ないのでは?

お茶を挽くよりも”粉末茶”を買った方が安くて細かい

私はめんどくさがりなので、お茶は粉末茶。
で、もっぱらこれを飲んでいます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

伊藤園 手軽にカテキン 有機栽培緑茶 40g[緑茶(お茶)]
価格:461円(税込、送料別) (2017/8/15時点)


 

 これはお茶の葉を粉末にしたもの。
いや、お茶の葉まで摂ってカテキンを効率よく摂取しようとする意図はあまりナイです。
普通の顆粒の溶けるタイプのものはかなりいっぱい溶かさないとなんか薄いんだよね・・・
これはお茶の葉そのままだから少量でも濃く出るのです。

ところが、近くのスーパーではこの商品はあまり売られていません。
ほぼ確実においてあるスーパーは殻が割れている卵を打っているスーパーだし・・・(過去記事参照)

というわけで、普通のお茶の葉を粉末化して飲むか?
しかし、お茶挽き器、高っっっ!


 

お茶挽きなんて自分の手でやってもいいよ~。
そういや以前にゴマすり器でお茶の葉を挽けないかホームセンターで長考したことがあったなあ・・・
と見つけたのがこれ。


 

しかしこれはどうやら見かけと値段の通りらしい・・・
てんぷらの衣に使うような粗挽きならばこれで充分でしょう。
でも飲用にするくらいに細かく挽くのはおそらくできません。
上記商品ページで”材質”を見るとだいたい想像がつきます。
実際、アマゾンの商品ページでのレビューはケチョンケチョンでありました。

でも安いし買ってみて試してからモノ言うか?、とも思いましたが。
よく考えると茶葉は意外にかさばるというか場所を取ります。
そしてそれほど安くはナイ。
粉茶はおそらく普通のお茶にできないような規格外の葉を使って作っているのでしょう。
やっぱり粉茶を買った方が手軽で安い。
近くの卵が割れていたスーパーへ行かずとも、ネットだと伊藤園以外の商品ならば送料無料で量も多いし。


 

しかし上記商品ページのお店、なんかちょっとかわいそうだなあ・・・
サイトが恐ろしく見にくい。
楽天ショップのサイトにありがちな、表示がバカでかくていくらスクロールしても目的の情報にたどり着かない酷い構成。
老舗のお茶屋さんらしいのだが・・・楽天市場のスーパーバイザーに騙されたのでしょう、とにかく表示をデカくしろと。

”1日1万歩”も原因と結果が逆かも・・・

「1日1万歩で健康」は間違い?
http://diamond.jp/articles/-/138183
ま、これも本の宣伝記事なのだが・・・


 

 間違っているかどうかとか、運動強度がどうとかは別にして・・・
私は思うのだ、
1日1万歩歩くことで健康になる、のではなく、”健康な人”が1日1万歩歩ける、のではないのか。

と思ったのは、先日忙しくて敷地内をうろうろと歩いていたらそれだけで8千歩、そしてヘトヘトになった・・・1万歩なんていっていないのに。断続的に歩いていたのに。
1日1万歩なんか一気に歩いたらぶっ倒れるんじゃないか?

いや、私は体力がナイのだが。それが原因なのだが。
体力があれば1万歩くらいは歩けるだろう。
・・・つまり、健康のために1日1万歩歩くなんて人はその時点で体力があって、すなわち”健康”なのだ。
すなわち、1万歩歩いて健康になる、のではなく、健康な人が1万歩歩ける、ということだ。
どこかちょっと病気とか身体の異常があったら1万歩なんてとても歩けないですぞ?

というわけで、”1日1万歩”の健康理論は原因と結果が逆なのでは、と思った次第。
もちろん、ウォーキングが健康のためにはよいということは否定する気はナイ。
だから、少しずつ歩く距離を増やしていってだんだんと体力をつけていくのがよいのではないか。
その結果、1万歩歩けるくらいになったころには体力がついている、ということで。
そしてその体力を維持するために1日1万歩歩くようにする、ということで。

EVについての短絡的意見が多すぎる

いつも思うのだが、電気自動車、EVに関する短絡的な話が多すぎる。
EVは二酸化炭素を出さないからエコだとか。

そんなことを言う輩はホントに近視眼。
その電気を作るのにはどうしているかまで想像力が働かない。

欧州のEV化計画は現実的か?
http://diamond.jp/articles/-/137661

欧州の一部政府が完全EV化を打ち出したりしていて、車関係者はさすがにヤバいと思ったのか、この手の記事が昨今散見されるのだが。

エンジンに関するマツダの長期ビジョン。
http://toyokeizai.net/articles/-/184175

この手の議論でガソリンエンジン擁護派が使うのが、”Well To Wheel”だ。
車を走らせるためにどのくらいの二酸化炭素を出すのか、原油の掘り出しからカウントするのだ。
これのEVとガソリンエンジン車との比較はすでに散見されている。

エンジンにこだわるメーカーがあることについて、TBSラジオの朝の情報番組のアナウンサー、
「こんなことをしていたら取り残されるんじゃないですかねえ?」などとあっさいコメントをしていた。
いや、この人はかなり年配の人なのだがその割には中身がないなー、とは思っていたが・・・
”Well To Wheel”なんかおそらく想像もできまい。

大体、モーターやバッテリーを作るのにどれだけの希少元素を浪費するのだ?
世界的にEV化されたら足りなくならないか?

まあ、EV化への期限を切って技術開発やインフラ整備を加速させる、という考え方もあるだろう。
最初はこんなものは普及しないよと言われていた技術が現在は席巻しているというものも確かいくつかあったはずだ。
でも、普及したけどやっぱり良くないよね、と言われる技術もあるわけで。○○力発電とか。
また、ハードディスクなんかは10年後には無くなる、と20年くらい前には言われていた。それが今ではどうか。

それらはともかく、5年くらいではEVは普及できる代物ではあるまい。10年経ってもどうか。
10年経って考えが浅い成金がこぞって買う程度のものだろう。

二酸化炭素の排出量がどうであれ、インフラ整備がそこそこされたとしても、
私は10年くらいではEVを買う気にはならないだろう。
理由はこのブログで数回述べている。
普及しないと見えてこない弱点もあるのだ。
その弱点は年に数人の死亡者でも出さないと理解されない。
私はその数人になる気はナイ・・・

テレビをリアルタイムで見る意味はナイ

テレビで映画の再放送ばっかりやっているわけ。
http://toyokeizai.net/articles/-/181920

この記事の”コメント”をつい見てしまったが、まークダラナイ。
ていうか、言葉尻をとらえてばっかり、文脈とか主題を読み取れないのかね、こいつらは。
ま、これがネット民の本質、どうでもいいが・・・

ま、私もどうでもいいことを言いますが、
テレビ局がこんなことをしているのであれば、もはやテレビなんかリアルタイムで見なくてもいいのではないか。
もちろんスポーツ中継などはリアルタイムで見た方がよいだろう。
しかしドラマなんかは別に放映日の放映時間に見なくてもいいのでは。
どうせ作られてからある程度の時間が経っているものだし。
バラエティ番組も同様。

録画してから見ればCMを飛ばして見られるし。
つまらなかったら見るのをやめて消せばいいし。
次の日に話題についていけない、なんてクダラナイことに気を遣う場合は”追っかけ再生”をしながら見ればいいのだ。

いや、そもそもテレビ番組は2倍速再生でも十分なものが多いし。
バラエティ番組なんかはそうだし、ドラマのストーリーだって2倍速再生でも十分。
いわゆる”情報番組”は中身がスカスカなので3倍速でもいいくらい。私の録画デッキにはそこまでの機能はついていないが・・・

てか、そもそもテレビをまともに見ているのは時間のムダ。現在のテレビ番組の構成ならば。
ダラダラと時間を過ごしたいならば、ラジオを聴くとかした方がよっぽど有意義な”ムダ時間”を過ごせますぞ?
ムダなもので目を疲れさせることはナイ。

5代目シルビアは稀代のバ○車だった

5代目シルビアは女子ウケ抜群だった、とか。
https://trafficnews.jp/post/78278

この車が発売された時には私もすでに車を運転し始めて数年だったが、
その当時の私が見てもこれは酷い車だった・・・
この車をほめちぎるライターももしかしてアタマが文字通りバブル、すなわち頭蓋骨の中に”泡”しか入っていないのではないかと思われるという車なのだが。

まず、きちんとした運転姿勢が取れない。
ひと昔くらい前の歯医者の椅子に座るようなポジションになる。
当時BMWのドライビング講習で教えていたというドライビングポジションは絶対にとれない。

きちんとしたドライビングポジションが取れないということはまともに運転できない、あるいはマトモに運転する気が無い、車を知らない輩が選ぶ車ということだ。

ちなみに数年前に代車で乗った三菱のセダンも酷かった。
きちんとしたポジションを取ろうとすると天井に頭が当たる。
”セダン”なのにこれだぜ?
三菱の車づくりがいかにいい加減かというエピソードの一つである。

閑話休題
これは後から知ったのだが、ヘッドライトが暗かったそうな。
じゃあどうするか。
補助灯、すなわちフォグランプとされていたライトを併せて点けないと暗くて運転できないそうだ。

もちろんフォグランプ前照灯ではナイ。
前照灯だけで十分に明るくなければ車としてはダメ。
ちなみにフォグランプも、バンパーより上についているものは”フォグランプ”としては役に立たない。
これについてはかなり前にここでも書いているのだが、また説明する機会があるだろう。

というわけで、このシルビアは当時の私が金持ちだったとしても、まっっったく買う気が起きない車だった。
車としてダメダメだから。
このころから日産の凋落が始まったのだが。
その数年後、某プロバイダの車関係のフォーラムで、日産に勤めている”研究者”という輩の発言を見ていたのだが、車を作る側の責任感が全くない輩だった。
事故を起こしたらそれは運転者が悪い、包丁だって使う人によっては凶器になるという論理を振りかざしていた。

しかし車は包丁のような道具ではなく”機械”なので、きちんとした設計をしようと思えばできるし、しなければならない。
運転ミスをすれば人が死ぬものだからだ。
運転ミスが増える設計、減る設計てのが実際あるのに、責任を全部買う人に押し付けていたわけだ。
その後の日産の凋落と外国人社長を迎えなければならなくなった歴史はご存知の通り。

しかし現在も意識はそれほど変わっていないと思う。いかにゴーン氏が頑張ったとしても。
それは、もう二回くらい書いたが、三菱の燃費不正問題。
共同開発し三菱が作った軽自動車を、何のチェックもせずに売っていた事件。
共同開発したクルマとはいえ他社が作った車を自分のブランドで売るのだから、品質を再チェックするのは当然。
それをやらずに燃費不正を知らずにのほほんと売っていた、という体たらく。
すなわち現在の”意識”もその程度。

 

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