昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

逆に言えばその程度の”テレビ”

ワンセグはテレビ受信機ではないが・・・

到底承服できない判決である。
ワンセグ携帯所有で受信料義務、東京高裁も認定」

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180322-OYT1T50103.html


何度も言っているが、ワンセグは”テレビ”ではナイ。
現在のデジタルテレビは画質音質とも昔とは別物だ。
それなのに昔のアナログ放送よりも画質が悪い”ワンセグ”をテレビとして扱うのはおかしい。
ワンセグは昔のラジオであった「テレビ音声も聴けます」的な位置づけでとらえるべきなのだ。

だから、テレビ受像機の設置を前提とする受信料はワンセグには適用されるべきではナイ。
ま、車にテレビを積んでいてあちこち移動してテレビを見ている、なんて場合だったら受信料は発生するだろうけど。
でもそれは”フルセグ”の場合。ワンセグは”テレビ”ではナイ。

しかし冒頭の記事をよく読むと、”受信機の設置”に当たるかどうかが論点となっているようだ。
設置に当たるかどうか、と言われたら、そりゃあ”設置”だろうねえ・・・
だから、ワンセグはテレビにはあたらないという論点も含めるべきだったのだ。

ていうか、裁判官だったらそこまで考慮していて当然じゃなかろうか。
だとすれば裁判官たちはワンセグは”テレビ”という認識をもっているということになる。
ワンセグをテレビと認識しているということは、ワンセグの画質でも十分な程度の番組しか見ていない?
ただのバラエティとかスカスカのニュース系情報番組とか。

つまり、テレビ番組なんてワンセグの画質でも十分という認識を彼らはもっていると言えるのだ。
逆に言えば、テレビ番組なんてワンセグで見りゃ充分、な程度のものばかりなのかねえ?