画一的思想が怖い
どうも我が国には、多数が好きなもの=国民全員が好きなもの、とする思想があるようだ。
少数派の思いは封殺される。
これは非常に怖いこと。
戦時中に戦争に反対する人が弾圧されたことを連想すらする。
例えば、その季節がもうすぐだが、大曲の花火。
以前これについての批判を書いたら、通りすがりの何にも考えていなさそうな輩がメアドも添付せずに何か言い捨てるコメントを書き込んでいた。そんなのはすぐに削除するが。
大曲に住んでいた経験もあるし、実際に花火に行ったこともあるし、その経験からあやしいことおかしいことをおかしいと書いただけなのだがね。
経済効果以上に迷惑している人もたくさんいるし、運営方法は何か利権等の裏があるのを感じるし。
例えば、宮崎アニメ。
とあるラジオ番組では、それを誰もが好きという前提で、新作の話をしていた。
その時出演していたアイドル評論家、「夏に宮崎アニメを見に行くのは日本人にとってもはや帰省と同じくらいの風物詩ですね」だと。
私は宮崎アニメは好きじゃない。どちらかというと嫌い。
ナウシカは、まあ、面白かったのだが、崖の上のポニョなんて、見終わった後「は?で?」しか残らなかった。
ちなみに、リスナーの「ナウシカはDVDももちろん買いました」に対して
アナウンサーが、「DVDは買う必要ないんじゃないですか?日本テレビでいつもやってるし」。
これは面白い意見だ(笑)
ま、宮崎アニメなんかは作品の質が高いかどうか(高いとは思うが)よりも
日本テレビが総力をあげてあちこちで様々な手段で宣伝と思想作りをしている効果が大きい。
それはまるであやしい新興宗教が入信者を洗脳するかのようだ。
客観的に見てレベルが高い作品があるので、客観的に好きな人が多くてももちろんかまわないのだが、
例えば自分が洗脳されたことに気がつかない、とか
他の人も好きだろうと決めつけたり、好きではない人を阻害するようなことがあると問題である。
例えば、スマートフォン。
キャリア各社が資金力にものを言わせて(その資金も我々が払ったバカ高い通信料である)
テレビ番組のコメンテーターにスマートフォンを薦めさせるなどマスコミを操作した。
その結果のスマートフォンだらけである。
別にスマートフォンを信奉している人が大多数ではないのに関わらずである。
大多数の人がキャリアに騙されただけである。
日本国民の多数がこんな調子ならば、
現政権が宮崎アニメやサザンやユーミンに政治的思想を忍び込ませれば、国会の三分の二の議決が必要な事柄なんて一発で操作できるのではないのかね?