昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

ネットとマッチする媒体は

ふと思い出したが、パナソニックがネット接続を前面に出したテレビについて、各テレビ局がそのCMを流すのを拒否したとかで。

その理由はいろいろあるだろうが、テレビ番組にほとんど興味がない私にとってはどうでもよい(笑)

しかしテレビ側の気持ちはわからんでもない。

ネットやっている時って確実にテレビは見ていないからね。

テレビ番組に関する情報をネットで見るように勧めても、

その情報をネットで見ている時間はテレビの画面を見なくなるわけだ。

見逃した番組がオンデマンドで見られますよ、ってったら現在放映中の番組を見る時間がなくなる。

ここにテレビとネットの両立の矛盾がある。

つらつら考えるに、インターネットを活用すると効果がある従来媒体はラジオですな。

新聞や雑誌がネットを活用すると、結局はネット媒体でいいじゃんと落ち着いてしまう。

ラジオは基本的に耳しか使わない媒体なので、ラジオを聴きながらネットを見ることは非常に自然。

ネットの画像や動画を見ながらラジオの情報も聴かせると、かなり効果的だろう。

最近ラジオショッピングなんてものも流行っているが、商品の画像をネットで見せながらラジオで使用感を実況すると、テレビショッピングより効果的ではないのか。

ラジオの実況力はもともと高いし。

食べ物なんかでも、テレビだとわけわからん女子アナが寄ってたかってキャー♪って言っているだけだが(最近この表現が多いな)、ラジオではかなり細かく詳しく伝える。

そこにネットによる画像や動画がプラスされるわけだ。

そう考えると、ラジオとネットがあれば、テレビはもう要らないんじゃないか?

テレビのヘタなバラエティ番組よりも、芸人がラジオでしゃべっている方が面白いし。

テレビドラマは大体がアイドル系を主役に据えただけのくだらないものだし。

そんなんだったら、ドラマはネットでオンデマンド配信するだけで十分だ。

しかしラジオには聴取地域を制限するおかしな法律がある。

この法律がある限りはラジオはネットを活用しきれず衰退する一方であろう・・・