押す動きは肩甲骨で
ストロークのスイングの基本は腕をむちのように振ることですが。
一方、”球を押せ”とも言われる。
実はこの二つは(一見)両立しない。
できているって人は無意識にできるくらいに練習を重ねた上級者か、自称中級手打ちプレーヤーである。
テイクバックは腕で引かない、
下半身からの運動連鎖でムチのようにラケットを振る、
では球を押す動きはできない。
この本では、ラケットを引っ張り出す動作が肉体から見た動きの本質、であるとしたり顔(?)で書いているが・・・
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この考え方では”球を押す”動きがナイ。
ま、初級者相手だとそれ以上の理屈の積み重ねは反って危険だし。
球を押す動きは”肩甲骨”で作る。
肩甲骨を動かすと腕が”平行移動”するから。
この話は長年行っているスクールでも一回しか聞いたことがナイ。
しかも、肩甲骨を前に出す動きしか説明されなくて、あまり意味が無かった。
肩甲骨を前に出すためには、肩甲骨を引かなければならない。
アタリマエに聞こえるこの考え方は重要で。
”押せ”とか”前に出せ”とか言われるだけじゃできん!
”引く”ことを覚えれば、フォワードスイング”で勝手に”前に出るのだよ。