昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

外国人タレントには悪いが

「そんなにすごくない日本の文化に感動しないといけない」外国人タレント。
http://www.sanspo.com/geino/news/20170219/owa17021917200005-n1.html

ま、これはありますな。
他にも外国人を連れてきて日本の技術やサービスを見せて”無理やり感心させる”、という番組もありますな。
確かに、そういった意識で見ると、”無理やり言わされている感”は否めない。

しかしながら、無理やり感心や感動をさせられる外国人には申し訳ないが、これらの番組にも意義はあるのだ・・・

相対的に、というか外国と比べて大したことがない事例であっても
絶対的視点ではなかなかすごいことであるものは少なくない。
他の国でも行われていることや起きている自然現象でも、それは他の国でも起きているってことだけで、一つ一つは結構すごいことであることが多いのだ。

サービスや技術ならば、それを支える人々の努力とか技術力とか。
我々はそういった人々の思いを感じ、そして感謝しなければならない。

しかし日常をなんとなく過ごしているとそういったことは忘れがち。
そこで非日常を感じさせる外国人を連れてきて(無理やり)感動させるわけだ。
そうすれば日常に慣れ切った日本人はその事例のすごさを再認識することができる、のだ。
そしてそれにかかわる人々に感謝の念が呼び起こされる。

というわけで、無理やり感動させられる外国人には申し訳ないが、
こういった番組とかは我々日本人に必要なものなのだ・・・