昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

大きなところはますます大きくなる

ネット拡大戦略不発のセブンとイオン。
http://toyokeizai.net/articles/-/177780

まあいろいろと分析されてはいるが。
でもやはり単純に”品揃え”の問題ではないかと思うのだが・・・

ネットで買い物するのはどんな時か、シチュエーションか。
まず、買い物に出られないとき。
そして近くの店には欲しい商品が置いていないとき。
田舎で店が無いところとか。
そしてできるだけ安く買いたいときもネットを探すだろう。

だからやはりセブンイレブンやイオンがネット通販に参入してきても、だから何?となる。
日用品等はリアル店舗だったらばイオンはありがたい。
行けばひと通りの買い物ができる。
でもネットでは、日用品等はイオンで買って他の商品は他のネットショップで買う、と使い分けるのはメンドクサイ。
だったらアマゾンか楽天ですべてのカテゴリーのものを買う、ということになる。
アマゾンに入れば一つのIDでほぼ全ての買い物ができる。

以前、ネットでの買い物を楽天からdショッピングへ移行できないか検討してみた。
ちょっと調べてdショッピングはダメだと思った。
だって品ぞろえが全然良くないんだもん。
楽天とdショッピングなんか使い分けるとポイントがたまらないし、楽天に行けばすべてそろうから使い分ける意味がナイ。

やはりネットショップが成功するかどうかは”品揃え”でしょう。
楽天はモール方式でそれを実現した。(胡散臭いが)
楽天やアマゾンが大きくなれば新規出店者もそこに出そうと考える。
それでまた大きくなる、という循環。

そういやネットショッピングモールって確か鳴り物入りでリクルート系列がやっていたなあ?
あれはどうなった?その後の話を聞かないが。
・・・つまりそういうこと。

セブンやイオンがネットショップを拡大するには何でも買えるようにするしかない。何とかして。
そうすればその後は実店舗との相乗効果が出せるようになるはずだ。
お出かけできるときは実店舗へ行って実物を見て買う、そうでないときはネットショッピング。
実店舗とシームレスに繋ぐのは楽天もアマゾンもできていないことだ。
イオンだったらポイントで客の囲い込みもできるし。