昔気質技術者のお小言

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AMとはFMとは

放置していた方のブログにもいまだにアクセスがあって、

その中で、AMとFMの違いを書いた記事へのアクセスが多い。

そちらのブログは削除したので、こちらで改めて説明。

 

AMとかFMとかっていうのは、電波に音声を乗せるやりかたのこと。

電波に乗せることを”変調”、英語で言うとModulationという。

 

AMは Amplitude-Modulation の略。

日本語で言うと、振幅-変調。

つまり、音声の大小を電波の大小の振幅として電波に乗せる。

 

FMは Frequency-Modulation の略。

日本語で言うと、周波数-変調

つまり、音声の大小を電波の周波数の変化にして電波に乗せる。

 

AM方式の特徴は、送信機も受信機も簡単に作れること。

音質はFMに比べるとだいぶ悪い。

しかし電波が弱くなっても結構聞き取れたりする。

 

FM方式の特徴は、雑音が混じりにくいこと。

雑音は電波の大小変化で、FMだと音声は電波の大小ではないので雑音が少ないのだ。

だからFM放送は音楽番組が多いですよね。

電子回路はAMに比べて複雑になる。

けども今どきはAMFMまとめて一個のICでできるのだけどね。

 

しかし、FMは電波が弱くなると一気に聞こえなくなります。

周波数の変化が分からなくなるから。

AMだと、雑音に交じって音声が聞こえたりする。電波の大小が少しでもあれば聞こえるのだ。

 

これ以上に理論的なことを詳しく知りたい人はウィキでも読んでくだされ(^_^;)

 

ちなみに念のため言っておくと、AMもFMも”アナログ”ですからね。念のため。

デジタルに比べればかなり簡易な電子回路で構成できるので、

防災用ラジオとか結構安価で作られているのですな。