身体を回すには
ストロークは、足から始動して体重移動し(スクエアスタンスの場合)腰が回って身体が回って腕は最後に出てくる、
というのは、きちんとテニスをやっている人ならばわかりきったことでしょう。
逆に言えば、手打ちでバシバシと打ってドヤ顔してるようなオッサンはテニスプレーヤーではなく、ただの迷惑なオヤジ。
言ってしまったぜ・・・
さて、身体を回すことはコーチも毎回言っているし、言われなくてもわかっているのだが
硬くなった身体では実は結構難しい。
ところが、身体を回すにはどうするか、は誰も教えてくれないんだよね。
運動神経のいい人ならば、言われて意識すればそれができるのだろうけど、
運動神経がよろしくない私なんかは、その一つ前の段階から考えねばならないのです。
身体を回しやすくするには、一つはスタンスを広めに取る。
脚力が落ちるとついついカカシになってしまうのだ。
それから、前足のつま先を前に向ける。
ヘッドコーチなんかは、前足のつま先はナナメ45度が最もパワーが出ると言っていて、ジュニアなどにはそうやらせている。
しかし、身体が硬いとそのつま先の向きでは腰が回らんのだ。
テイクバックからフォワードスイングに移行する瞬間のラケットの向き、
ラケットヘッドが真後ろを向くようにする。
こうするとグリップから引っ張り出すようなスイングになる。
その結果自然に身体を回して打つようになる。
前から思っていたが、末端を工夫することによって体幹の動きが変わることはよくあるのだ。
ある日気づいて実験したが、まあまあ具合よし。
しかしラケットを振り上げる動きが難しくなるなあ。
それにしても、指導者とか上級者とかって身体の動きが悪いとか硬い人はいないから、
そういったコツを教えてくれる人は皆無なのだ。
意識すれば身体がその通りに動かせるのは、運動神経が並み以下の人ではありえないよ。