昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

「何にも考えてない」だけだと思う

ネット上のとある記事で、ネット保守=アンチマスコミ、との一文があった。

最近私もマスコミ批判が多いのだが・・・

ネトウヨではないと自分では思っている。

ただただ、新聞やテレビ、ネットマスコミも含めて、間違った報道や表面的にしか見ていない、何にも考えてない、視聴率のためにゴシップを重要視しているからだ。

最近こんなコラムが。

政権へのゴマすり記事、とのこと。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogasawaraseiji/20140417-00034573/

NHKをはじめ各マスコミが政権に気を遣っている、との説を展開していて、

その過程で「賃上げ額」についての報道と、賃上げ額自体について分析している。

そして、賃上げ額について誤解を招くような記事を平気で流すマスコミ各社、と。

事実を正確に述べていない、と。

しかし私が思うに、マスコミは現政権へのゴマすりは上層部を中心に少しはあると思うが、

おかしな記事を書く原因は「何にも考えてない」からではないか。

つまり、この手の記事は政府機関が発表したデータをそのまま流しているだけで、

そのデータを深く掘り下げたり分析したりしていないということ。

新聞の現場では毎日毎日多くのニュースを扱う。

紙面を埋めなければならないし、

上記で紹介したコラムでやっているような分析なんかやっている暇はない。

政府発表をそのまま流せばいいではないか。

・・・てな感じでは?

もちろんこれでは新聞やNHKはただの「お上の回覧板」である。

後追いでもいいから情報を詳しく分析をして社説にでも展開すべきだと思うのだが。

「お上の回覧板」状態に、地方新聞である秋田■新報だけでなく全国紙も陥っていることは由々しきことだ。

秋田■新報なんかは、大雪で除雪の予算が追加されたなんてときは、ただその数字を書くだけ。

県民に密着した新聞を自認するならば、昨年一昨年はどうだったかのデータも比較するべきだし、そんなんは時間がなくてもすぐできることだ。

秋田市の除雪はあまりにも酷く、そのために市民生活が大混乱しても、秋田■新報は「混乱している」としか書かない。

秋田市の除雪はなぜヘタクソなのか?というのを詳しく取材して書いたのは、読売新聞の地方部だった。

これだけを見ても「ただのお上の回覧板」ぶりが分かるというもの。

ちなみにこれは秋田に限った問題ではなく、各地方紙でも同様であろう。

で、現在、全国紙は本当の「お上」の回覧板と化していると。

こんな状況を打破するためには、全国紙は「情報」を観る方向を各社で手分けしてみてはどうだろう?

「うちの社は裏から見ます」「うちは上から」「じゃあうちは下から」・・・ってな具合に。

ちなみに、見る方向を→とか←とかで書くとヤバイ感じがするので裏とか上にしてみました(笑)