「名簿」はそもそも胡散臭いものだ
大手の通信教育会社から顧客情報が流出した事件で。
盗まれて転売された個人情報リストをジャストシステムが入手していて利用したという話。
http://mainichi.jp/select/news/20140710k0000e040197000c.html
ジャスト社に売ったとされる名簿業者は、違法な手段は使っていない、と言っているとかで。
ジャスト社も、他社から盗まれた名簿だとの認識はない、とのことで。
まあ、こういった「名簿」が真っ当な手段で集められたリストだと思っていたら、名簿業者とジャスト社は頭がおかしいと思うのだが。
確かに法律には違反していないかもしれない。
しかし、ある条件に合致した人間のリストをたくさん集めるなど、道義的な人間はできるはずがないのだ。
リストを集めるプロセスのどこかに必ず”騙し”の要素が入るはず。
特に今回は学齢期の子供の大量のリストだ。
そういったものが売られていることをおかしい、と思わないジャストシステムがおかしい。
たぶん、怪しいものであることは認識していたのではないか。
・・・てなことを考えていたら、ラジオであるジャーナリストが同じことを言っていましたな。
やはり誰でも思うことなのだ。
ところで、個人情報リストの売買について、子供の情報は教育業界にとって価値が高く・・・という話。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140711ddm003040109000c.html
ところが、この新聞記事は子供の情報の話だけしかしていなくて、
個人情報を得るために何が行なわれているのか、ということまで突っ込んでいない。
今この時点ではニュース配信サイトでも、個人情報収集の実態に触れたニュース記事はないね・・・
このこともおかしい。
個人情報のリストなんてものは、「盗む」か「騙す」ことをしなければ作成できないものだ。
こういったことにツッコミを入れない新聞社っておかしくないかね?
取材中なのかもしれないが、もし今後もこのことに全く触れないようであれば、新聞社も何らかの形で「名簿」を利用している側と考えられる。