ノーベル賞と人間性は無関係
最近よく思う。
ノーベル賞とは実績に対して与えられるものであって、受賞者の人間性とは全く関係ない、ということを。
ま、当たり前なんですがね。
昨今の報道などで再認識した。
全部一人でやったと言いきっている。
これに対して、某経済評論家がテレビ番組内で、
「本当に全部一人でやったんですか?手伝ってくれた人とかいるでしょう?」
「いいえ」
「お茶を入れてくれた人とかだっているでしょう」
「一人でやりました」
自分だけの手柄であるスタンスを全く崩さないのだ。
この一件で私はこの人の人間性に疑問を持った。
訴訟を起こした時代は応援していたのだが・・・
優れた技術を開発する際には、必ずそこには優れたテクニシャン(職人)が必要なのだ。
某K国では、なぜノーベル賞受賞者が出ないのか?なんて議論がされているらしいが、
それは某K国民族の気質による。
下請けとかローテクを行なう人を見下す性質。
自分の手を汚す仕事はしたくない。
だから管理職になるために学歴重視で受験戦争が厳しいわけだ。
日本の強さは土台を支える人々にある。
窒化ガリウム結晶作成法の開発にあたっても、装置の改造で対応してくれた業者さんだっているだろうし、データを取ってくれた人だっている。
分かりきったことを長々と書いてしまったが、ま、とにかく、
某研究所の理事長もノーベル賞受賞者だが研究者を守ることよりも組織を優先する判断しかできなかったし。