昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

芸術性のかけらもないんだが・・・

友人の言い出しで、県立近代美術館とやらで開催されていた企画展示である、触れて遊べるという意図の光のアート展に行ってきた。 いやー、キツかった~。 あまりにもつまらなくて・・・ アートのかけらもない・・・ 展示物は基本的に、何かに触れるとそれに合わせて光や映像が規則的あるいはランダムに動くもの。 自分の影が逆に光ったりとか、自分の映像が勝手に、ランダムに動き出したりとか。 こーいうのは理系の大人にはつまらない。 どーせ、動いている画像を切り取ってそれをすぐに処理して再合成しているだけ。 単なる画像検出とプログラム処理。 そして再投影される像の動きはアートでも何でもないつまらないもの。 ただ自分の姿が動くだけだ・・・ そんな展示物なのに、めちゃ混みであった・・・ 客をさばいていた職員のお兄さんおねえさんには頭が下がります。 そう、子供にとってはかなり面白いのだ。 私のようにひねた大人ではない純真な子供にとっては、意外な動き。それが楽しいのだね。 しかしながら、単なるコンピューターによる画像検出と画像処理。 こういうのばっかり子供に見せていたら、本質を考えない人間になってしまうぞ? (ちと考えすぎかもしれませんが(笑)) 芸術性もないし! 単なる物理現象の方がよっぽど芸術的だ。 テレビで紹介される科学実験のようなものは、もはやあざとい。 もっとシンプルなもの。 以前テレビで見て感動したのが、 時速100kmで走る車からピッチングマシンで逆方向に100kmの球を打ち出す、というのが。 いや、別に、高校の物理をやっていれば結果と理屈は分かりきった、分かりすぎていること。 でもその様子を実際に自分の眼で見たことがある人はどのくらいいるのか。 ボールがすとんと真下に落ちるさまは、まさに科学の芸術であった・・・ えーと、何の話でしたっけか? 最近このパターンが多いなー(汗)