昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

「宣伝」は工夫次第で

新幹線の車窓は宣伝媒体である、とのことで。
http://toyokeizai.net/articles/-/125346
なんか、最初のページは風力発電の話ばっかりで、間違ったページを開いてしまったかと思っちまったぜ・・・
ま、そんな文章構成のヘタさは脇に置いといて。

新幹線の車窓は40万人が見る宣伝媒体だと。
確かにそうであろう。
(”効果”は今回は考察しませんが)
東海道新幹線に乗る人のかなりの割合がビジネスマン、すなわち仕事人、何らかの商売活動をしている人々。
その人々に対して会社名を見せるだけで「宣伝」になるのだ。
もちろん、この手法は新幹線沿線に土地を持っている・借りている会社しかできないが。

そういやむかーし聞いた話。
携帯電話がまだなかった頃は、新幹線電話、すなわち新幹線内の公衆電話があったのだ。
それには外から電話をかけて人を呼び出してもらうこともできた。
これを使って会社名の宣伝をしていたと。
その新幹線に乗っている従業員を呼び出してもらうとき、車内には「○○株式会社の△△さん、お電話が入っておりますので・・・」と車内放送が流れる。
当然その車内放送は車内にいる全員が聞く。
すなわち、これを使って会社名を車内のビジネスマンに聞かせることができるのだ。

もちろん携帯電話が普及した現在ではこんなことなんかしても意味がないが。
携帯電話も持たせていない会社か?と思われるのがオチ(笑)

これらは新幹線を使った宣伝手法だが、他にも工夫次第で効率的な宣伝ができると思うのだが。
そういったアイデアを出せない経営者が、従業員を低賃金でこき使う

例えば。
ある休日の午後、呼び鈴がなった。
出てみると女の子。
いわく、近くに学習塾ができたのでこの辺りを一軒一軒(勧誘のために)回っている、とのこと。
ま、バイト学生にこんなことをさせるのは典型的なブラック学習塾。
効率的な集客方法を考えられないオーナーだから、バイト講師を本来の業務(授業)以外で使い倒す、下手すりゃ無給かもね。
そんなオーナーの学習塾がまともに教えられるわけがナイ。
まー、私がオーナーだったら、
近隣の美容院とかレストラン、銀行、スポーツクラブ、等のお店屋さんにチラシを置かせてもらう。
すなわち”親御さん”が出入りしそうなところ。学習塾の費用を出すのは親ですからな。
そのお店屋さんの利用者(会員)に対しては月謝を割り引く。
学習塾の利用者がそのお店屋さんを利用する場合も割引してもらうよう交渉する。
(どーせフランチャイズの学習塾なんか本部の意向で割引させられてばっかしなんだから)
子供本人に対しては”口コミ”しかない。すなわち本来の授業に力を入れればよいのだ。

いや、別に絶対こういうことをしろというわけではない。例えばの話。
宣伝集客アイデアを何にも出せないアタマが悪い経営者がブラック企業を作り労働者を不当にこき使うわけなのだね・・・