昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

なぜAndroidは”位置情報”となったのか?

最近、GPSを使うことがちょくちょく。
で思ったのが、なぜ最近のAndroidではGPSの単体スイッチが無いのか。
いつのバージョンからか、GPSを単体でオンオフさせなくなっているのだ。
もちろんきちんとメニューを探せばできなくはないけど、メンドクサイ。

なぜGoogleはこのようにしたのか。
好意的な見方をするならば、スマートフォン利用者がGPSのオンオフを意識せず簡単に使えるようにしたと。
より簡単に操作できるようのしようとしたと。

しかし穿った見方をするならば・・・
利用者の行動情報をより詳細に取得するためではないか。
GPSの切り忘れを期待しているのだ。単体スイッチがなければ切り忘れる可能性は大。

基地局から得られる位置よりもGPS情報の方が利用者の細かい位置がわかる。
そういったビッグデータがあれば人々の行動をさらに正確に予測できるようになる。

このSFが現実化するのだ。

ま、それは冗談としても、人の行動パターンが分かればその行動をコントロールすることも可能なのだ。
考えのあっさいというかロクにものを考えない人は「人によって違うじゃん」と思考を停止するが、ビッグデータの解析なんて我々が想像できないところまで進んでいるはずだ。
そもそも、100人それぞれの行動を100%予測する必要はない。将来的にはできるかもしれんけど。
でも100人のうち80人くらいの行動を80%くらいまで予測できれば、”民衆”のコントロールはほぼ間違いなくでき、それにより儲けを確実に誘導できる。
類似の事例なんかこれまでいくらでもあったでしょ?間違ったエコ意識を植え付けるとかいろいろと。
ま、そもそも、Androidはバージョンが進むたびにマニュアル的な使い方を潰してきている。
GPSの他にも例えば、端末の電源をタイマーで自動でオフできなくなったのは随分前のこと。
確かWiFiなどの通信機能もタイマーではオフにできなくなっているはずだ。
(もちろんマニュアルではできますが)

これも穿った見方をすれば、スマートフォンをできるだけ通信状態にしておきたいと。
通信状態にあれば個人行動データが取れるから

我々にできるのは、できるだけマニュアルでいろいろオフにしておくだけだねえ。
私は使わない時は当然電源を切っていますが。
これはスマートフォンがメインではないからできること。
メイン回線の人はそうはいくまい。
そういう人はこれからもGoogleに操られてくだされ・・・