昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

CADの前にまず手描き図面を勉強すべき

JWCADの勉強を始めたばかりだけど。

昔少し使ったAutoCADとはやはりかなり違うなあ。

 

CADで線を描くときには、まずはともあれ”点”を指定しなければならない。

その”点”は、線の交点とか端点とか。

AutoCADは、交点の他に線分の中点とか円の数分割点とか取れるのだが

JWCADはほぼ交点のみ。

まあ、これは一長一短だが。

シンプルな方がよい場合は多々ある。

 

JWCADの残念なところ。

レイヤーごとに線種を固定することができない。

AutoCADだと各レイヤーであらかじめ線種を指定しておけて、そのレイヤーに移動すると自動的にその線種になる。

しかしJWCADはそういう機能がない。

 

JWCADはフリーソフトだから無料で使えるのだけど、ヘルプが貧弱。

教本は必須。

しかし今使っている教本は初心者用のためかコマンドリストがなかったりする・・・不便。

教本は初心者用と中級者用の二冊は必要だな。

 

AutoCADは有料だが、独習用のソフトも付属していたりする。

しかしやはり高い。

バージョンアップしようとすると結構な額の出費に。

この観点から個人で使うCADソフトはおのずと決まってくる。

 

それにしても、昔手描き図面を描いたのがかなり役立っている。

決して専門的に勉強したのではないけど、それでも。

 

例えば、先輩から教わったコツで

トレーシングペーパー(今どき使っている人いるのか?)の方眼紙で、

表に外形図を描いて、裏面に中心線等を引く。こうすると後で修正しやすい、とか。

これはCADのレイヤーの考え方の理解に役立つ。

そうしなくても、図がちょっと複雑になると修正しづらくて難儀するのだ。

そうすると別々の紙に描きたい欲求→レイヤー分け。

 

手描きでもCADでも効率的に図面を描くセンスは同じところにあるらしい・・・製図を専門的には習っていない私はちょっと汗。

しかしまー、今どきの人がCADがあるのにわざわざ手で描くわけがない。私だってそうさ(笑)