昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

携帯電話ワンセグの受信感度向上

お正月はバラエティ番組が多く、いろいろ観たい。

しかし長時間の番組が多く、録画してからつまらない部分を飛ばし飛ばし観たい。

そして各局時間帯が重なる。

また、ひどくつまらない、というか企画の手抜きの番組ばっかりの日もあるので、その日観るために番組を撮りためたい。

・・・今頃正月の話?という向きもありましょうが、この記事を書いているのは松の内である(汗)

ちなみに長時間番組で最初から全く見る気がしない、傍で流しているのもいやなのは”ビッグダディ”と”はじめてのおつかい”。素人・子供・動物のハプニングに頼るのは”番組”ではないな。他人んちのハプニングをそんなに見たい?

 

さて、たくさん録画しようとすると当然録画機器の数が・・・

なのでワンセグ機器を総動員する。バラエティ番組なんてワンセグで十分だ。

パソコン用のUSBワンセグチューナーと現在使っている携帯電話のワンセグ

以前に使っていた携帯電話のワンセグはリアルタイムで観るために使う。

 

しかしこの携帯電話F-01Aワンセグは、以前にも書いたが外部アンテナがないためか感度が非常に悪い。

いわゆるビューアースタイルでは受信が途切れ途切れ。

縦型のスタイルでは画面が小さくていや。

というわけで、感度があがらないかといろいろ遊んでみる。

 

受信感度を上げるのは外付けアンテナにするのが一番手っ取り早いのだが、当然携帯電話にはアンテナ端子などない。

なので、アンテナになるものを本体に近づけてみる。

まあこれは、手の持ち方とかで受信状況が変わることから思いつくことである。

要するに、テレビの電波を捉えて電気的に振動しているものを本体の内蔵アンテナに近づけて、内蔵アンテナを振動させる(共振)、のだ。

 

ふとそばを見ると、USBワンセグチューナーのアンテナが転がっていた。

(このときUSBチューナーには外付けアンテナ(付属)を繋げていた)

これを、ビューアースタイルにしているF-01Aワンセグアンテナが内蔵されている箇所に挟める。

・・・受信が非常に安定するようになった。

ただし、この外付けアンテナ?と内蔵アンテナをぴったり平行に置かないと、効果は全くない。

外付けアンテナの電波の振動が内蔵アンテナに伝わりにくくなるからね。

 

ちなみに、USBワンセグチューナーもロッドアンテナでは感度が悪いのだが、

これにはロッドアンテナに何かしても効果はないようだ。

おそらく内蔵しているアンテナ回路がないんだろう。

内蔵するためのアンテナの方が電波を捉える力が強いのだ。うまく言えないが。

 

USBワンセグチューナーのロッドアンテナはもちろんそれで使うので、別のアンテナ状の棒を検討する。

そのために100円ショップへ買い物行ったり何かを分解してしまうのは馬鹿らしい。

 

アルミホイルを棒状に丸めてみる。表面がグニャグニャだと電波を捉える棒としてはよくないのだが・・・

試してみたらうまくいった。受信が安定した。

完成形。

DCIM0080.JPG

 

ま、こんなもんか。

ちなみに長さはどうでもよい。

無線工学的には周波数によって効率がよいアンテナの長さっちゅーのがあって、そういうように計算してワンセグ用の外付けアンテナを作った人もネット上にはいるようだが、今回の場合、計算に使われる理想的な条件からは程遠い。どうやっても受信効率はよくならないが、逆にゼロにもならない。適度に長くして電波を捉える長さを長くするようにすればよいのだ。

 

しかしまー、受信感度の底上げにはなるが、受信強度表示が×ときどき1本程度では安定した受信ができるようにするのは難しいなあ。やっぱし。慎重にやればできないこともないが、大変〜。