フランチャイズはいい加減
最近フランチャイズというものに接している。
別にコンビニとか弁当屋を開業しようとしているとかではないし、それではない業界の話だが。
で、私は傍から見ているだけなのだが。
で、製造業が長い者から見るとこの業界のフランチャイズって酷いね!
フランチャイズの本部は、FCオーナーを
”売り上げの1割を納めてくれるお客様”と見ているか、
単なる”搾取するための植民地”と見ているか、
としたら、間違いなく後者である。
開業物件や周辺地域の市場調査までやってくれると言うが、
実際はその調査は正確ではなく、お客さんが多く物件はキツキツだ。
お客はともかく、労働者の労働環境は酷い。従業員用スペースもないんだぜ。
これで最終的なお客様への最善のサービスが提供できるのか?
FC各所の品質を一定にするためとの意図だろうが、規則がいろいろ。
ブランドイメージがあるのだからこれは一見しょうがないことなのだが。
しかし肝心なところは丸投げ。
売り上げを上げるためのツールはほとんど提供せず。提供しても有料。
お客様に最善のサービスを提供するためのノウハウは、本部にそのノウハウがあるのに関わらずシステム化していないので、これもFC各所に丸投げ。
研修とかで経営者を本部に呼び出したりするが、それを決済事項が多い月末に行なったりして、
その結果FC各所は決裁者がいないのに決済事項が多くて、てんやわんやする。
はっきり言って、この本部は大バカだ!!と思う。
それでいて、”スーパーバイザー”とかいってやってきては偉そうなことを言ってくるのだが、
そういうノウハウがあるならばシステム化してFC各所に提供しろよ!!
システム化しないのは本部の単なる手抜きだ。
結局丸投げしながらエラぶっているだけだ。
当該業界は絶対に品質管理システムISO9000なんて取れないだろうな。
ま、丸投げ文化だから取る気もないんだろうが。
で、FCの売り上げが上がったら本部の指導のおかげ(ろくな指導はないのだが)、
売り上げが下がったら経営者の責任、である。
本部はこのように何もしていないのに、売り上げの10%もの上納金をとりたてる。
利益ではないよ。”売り上げ”だよ!
FC各所は、かなり本部の方を向いて仕事しなければならない。お客様に最大のサービスを提供するためのエネルギーがかなり削がれる。
もし、フランチャイズ本部が、FC各所を”売り上げから1割を納めてくれるお客様”として見ているのならば
そのお客様に売り上げを上げさせるためには?と考え、
そのためにはFC各所が最終カスタマーに最善のサービスを提供できる環境・システムを作ればよい、
と気づくはずだ。
それをこれまで全く行っていないのは、やはり当該業界のフランチャイズ本部はFC店を単なる搾取するための植民地としてしか見ていないからなのだ。
というわけで、この業界のフランチャイズは本当に酷い。
しかし同業他社も同じような感じらしい。
とすると、最初に前述のことに気付いたフランチャイズが頭一つ抜け出すことができるのだが、ま、本部はみんなアタマ悪そうだから誰も気づかないだろうな・・・