災害情報で金を取る新聞社?
この記事を書いている数日前、こちらでは大雨となり、
秋田市内で国道が冠水して通行止め、その他にもあちこちで川が警戒水位を超え、市内各所で危険な状態になっていた。
こういう情報は最初はツイッターで知った。
その中に地元新聞である秋田魁新報のツイートもあったのだが・・・
この秋田魁新報のツイートには当然ながら本記事へのリンクが貼ってある。
しかし、その記事をスマートフォンで読もうとすると有料登録しないと読めない!!
つまり、秋田魁新報は災害情報で金を取る!
有料登録しないと読めないのはスマートフォン等向け携帯サイト。
PC用サイトは無料で携帯サイトは有料なのは珍しくはないのだが、
災害情報まで有料記事にするのは地元密着を謳う地元新聞社のスタンスとして酷いものではないのか。
人によってはスマートフォンや携帯電話でしかネット情報を読めないこともあるかもしれない。
出先ですぐに災害情報を知りたい場合はスマートフォンで読むしかない。
秋田魁新報はそういう困っている人の足元を見て金を取るのか?
秋田魁新報は以前から同じようなことをしている。
あの大震災の際、停電が復旧してからも計画停電が行なわれる予定になっていた際に
計画停電情報を携帯サイトで読もうとしても「有料」だったのだ。
震災関連の記事が無料で読めるようになったのは、情報収集に切迫することがなくなったかなーり後のこと。
おおかたクレームでもあったのだろうが、それでも対応が遅すぎ。
今回の大雨災害(の恐れ)でも同じことをやっている。
というわけで、秋田魁新報は情報弱者から災害情報で金をむしり取ろうとしているか、学習能力がないか、のどちらかである。
普段の新聞記事を読むにおそらく後者と推測できるが。
新聞の発行部数が減って、携帯サイトへの課金は重要な収入かもしれない。
しかし、すごい顔をした脚本家が秋田で講演をした、という記事と
○○川で警戒水位を超え氾濫の恐れ、という記事を同列にして金を取るという行為はどうなのかね?
災害情報で金をむしり取る前に、本誌記事をネット以上の記事にする方がよいのではないか?
お上発表を取材せずにそのまま新聞にしているだけの「お上の回覧板」だから、本紙を取らずネットで読めばいいや、となる。
実際、秋田魁新報よりも詳細に取材した地元記事がネットで無料で読める場合もあるのだ。