”ブーム”は価格は上がるが価値は下がる
今ではブームは下火になっているだろうが、
http://news.livedoor.com/article/detail/8141014/
なかなか興味深い話だと思う。
しかしこの記事についているコメントは表面的にしかものを考えていないものばっかしだな・・・
自分が好きな半沢直樹やあまちゃんを批判されて腹立ちまぎれにコメントした、という感じ。
要点はそこじゃないのだがな!?
価格は需要と供給の関係で決まる。
”ブーム”になると需要が増し、価格は上がる。
価値は人それぞれ、自分の意思で決まるもの。
ブームになった物事自体に価値(自分にとっての)があると思う人ならば、価格は価値に見合ったものかもしれない。
または、いわゆるアベノミクスによるホンの一部への富の集中によりお金がある人は、価格自体が価値であることもありましょう。
”こんなに高価なものを持っているんだぜ~”と自慢するために。
しかし、こんな”価値”なんかブームが過ぎれば暴落する。自分の中ででも。
他方、ブームによって大量に生み出されたモノは、その一個当たりの市場原理的な価値も低くなる。当然ながら。たくさんあるから。
ブームに何でも飛びつく、のは、株式投資で言うところのデイトレーダーのノイズトレーダーみたいなもん。
本質的な価値を知らないで踊っているだけ。
ブームを、自分がそれを知る機会となったと受け止めているならば、踊らされてはいない。
ブームで経済が回っているんだと言う輩もいるようだが、価値以外のところで回る経済はそもそもどうかと思う。
そういう輩だってガソリン価格が上がると腹を立てるだろう、ガソリン価格とは金転がしのせいで乱高下する原油価格から決まっているんだよ?
ガソリン価格には腹を立てる一方でブーム批判にも腹を立てるというのは違うと思う。