昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

話題作りでの声優起用はいかがなものか

とあるラジオ番組で、その日のコメンテーターの意見として、

アニメなどの声優に話題作りのために有名タレントを起用するのはどうなのか、

とするものが。

プロの声優はごまんといるのに、声優でも何でもないタレントや芸人をアニメや吹き替えに起用して話題作りをする風潮を批判してのこと。

確かにそうではある。

有名タレントが起用されたアニメ映画なんて、私はそれだけで観る気が無くなる。

起用されたのが有名な俳優さんであっても。

年配の俳優と声優の両方をやっている人たちは、最初俳優として活動していてそれから吹き替えなどの声がかかり、それ以降声優の技術を磨きつつ俳優としても活躍している、のでよいと思うのだが。

例えばアンパンマンのキャラクターの人たちとか、ルパン三世のキャラクターの人たちとか。

一方、私見だが、声優専門だった人が俳優をやるのも私はどうかと思う。

超有名らしい女性声優のHがラジオ番組にゲストとして出たときに、

プロフィール紹介で「最近は俳優としてもご活躍の」と言われていたが。

しかしその人がヒロインで出ていた2時間ドラマ「窓際太郎の事件簿」は見られたものではなかった。

声がキンキンしているだけ。

アニメ特有の大げさな声の演技が鼻につく、というか耳をふさぎたくなった。

小林稔侍の渋い演技が台無しであった・・・

もっとテレビ的な演技を勉強してから出てくるべきだったのでは。

特撮ものだったらそういう演技もいいだろうけどね。

そういや昔、特撮戦隊ものに出ていた役者さんが後に、

ヒーローものは大きな演技をするので勉強になります、てなことを言っていたな。

特撮ヒーロー俳優が一般俳優になっては成功するが、

アニメ声優が一般俳優になるのは技術的な壁があると思う。