本質ばかりか裏も観ることができないマスコミ
最近はマスコミ批判ばっかりだが・・・
そういう記事ばっかり見かけるからなのだ。
「一晩中泣き明かした30歳若手女性研究者と書く我が国にはゴシップ新聞しかないらしい」
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/140215/ecc1402151819003-n1.htm
メディアに多くの教訓を刻んだ二つの事案であった、と結んでいるが、
そんな教訓なんかこれまでいくらでもあったのでは?
本質をつかむどころか、教訓も忘れるくらいにマスコミは劣化しているのだ。
掘り下げるのは周辺のゴシップばっかし。
本質を掘り下げることはできない。
だから言葉尻を捕らえる報道しかできない。
本質に迫れないのであれば、せめて裏を考えることくらいしたら?と思う。
例えば、今回のSTAP細胞騒ぎでは、博士論文にコピペの部分があるなどと本来の問題とは離れたことまで騒ぎになっている。
まあ、ひょっとしたら必要な報道かもしれないが、
わざわざ過去のコピペ疑惑が指摘されること自体が何かおかしいとは思わないのだろうか。
STAP細胞を信用しない勢力があるとすれば、その論文を精査して疑義を指摘するのは当然のことなのだが、
なぜわざわざ過去の博士論文のコピペまで調査する必要があるのか。
博士論文自体の精査は研究の流れをつかむのに必要だとは思うが。
私がおかしいと思ったのは、コピペを指摘したのが(この記事を書いている時点で)”匿名”の人物であるということ。
なぜ匿名なのか?
”割烹着”ばっかり取材報道して、この匿名の人物は誰でどういう立場の人間なのかは誰も取材しないのだろうか?
表に出られない人間だからではないのか?
マスコミは本質を報道できずゴシップしか取材できないんだったらそれを自覚して、裏を観ることに注力した方がよいと思う。