昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

人間叩きに主題が移っている

(このブログは記事を書いてから公開するまでにかなりのタイムラグがあります)

(だからホントは時事問題は扱わない方がよいのですが・・・言いたいことは言いたい)

某細胞論文騒ぎに関することで、まずはこれを読んでいただきたく。

http://takedanet.com/2014/03/post_bb80.html

(引用はご自由にとのことなので使わせていただきます)

このコラムの内容は、学術論文の導入部分のコピペは何ら悪いことではナイということなのだが・・・

多少違和感。

ただ、こういう見方もあることをマスコミと我々は知っておくべきだ。

私の考えは、学術論文の導入部に書くような事柄は、

その技術内容や歴史を自分独自の視点で捉えられないような人は研究者の資質に問題がある、と思うのです。

つまり、単なるコピペでなく、導入部であろうと自分自身の考えを示さなければならない。

ただし、コピペが悪いというのであれば、

コピペは教育機関にいた時代の話なので、責任はその教育機関にあることは明らか。

だから、マスコミが本当に叩くべきはその教育機関なのだ。

大体、資質がナイ”博士”なんてそこいらにごろごろしているぞ。

むかーし、共同研究で付き合いがあった博士は研究能力が無く、とてもとても使えるもんじゃなかった。

そのくせプライドは高い。

データをグラフ化するだけじゃ高校生でもできるよ!あんたより高校生のバイトを雇った方が研究が進むよ!と叫びたかったね。

ちなみにその輩は北関東県にある某私立大学での博士号である。

閑話休題

現在のマスコミ報道は、研究者としての資質のほんの”一部”について議論している、というか、

オバサマたちが井戸端会議で誰かの悪口を大声で言っている、ということに等しい。

そうでないと言うならば、現在の議論は研究者個人への攻撃ではなく研究者の資質を評価する側の組織の問題を扱っているのだ、ということを明示してから報道してもらいたい。

ちなみに、最初に挙げたコラムは続きがあるので、そちらを読むのもお忘れなきようお願いいたしたく。