新聞社が使う言葉のマジック
言葉の使い方、論理の展開の順番などで、内容は同じでも読者に与える印象を180度変えてしまう、いわゆる”言葉のマジック”ってやつ?(最近あまり聞かれなくなった馬鹿っぽい半疑問形(笑))
それにはいろいろありますが、これもその一種ではないだろうか。
まずはご一読いただきたい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140608/plc14060803170008-n1.htm
上記記事では、消費税に軽減税率を適用した場合の”減収”について触れられている。
産経新聞って増税論者だったっけ・・・
確かほとんどの新聞社は消費税増税に賛成だったんだっけ。
ここでは消費税増税の是非については考察しないが、
紹介した記事中に使われている”減収”と言う言葉は、消費税を増税するのが当たり前、という観点の言葉であります。
消費税を10%に引き上げるということを当然としているから、軽減税率適用による”減収”という言い方になる。
消費税率引き上げは不当であるとする観点であれば、税率10%にしたときの増収分がいくらで軽減税率適用によって増収分がいくら減るか、という言い方になるはずである。
ま、新聞社は大体が、お上が言うことだから消費税増税には賛成、でも自分たちには軽減税率を適用してね、っていう論調だからな・・・
産経新聞も例外ではないということか。